
土蔵風の建物の中、この地に伝わる考古・民具・文献など6000点余の史料を収蔵。土器や槍、火縄銃などのほか、2階には近世の農林漁業に関する民俗資料(道具類)を展示している。

古くは奈良時代から昭和53年(1978)までの歴史を持つ紀州鉱山と、近世は国内屈指の鉱山町でもあった紀和町。熊野市紀和鉱山資料館では各時代の様子をジオラマ展示し、トロッコや掘器具などの実物を展示している。また国内最大の紀和の大蛍石を蛍光実演しているほか、世界各地の鉱石群も展示。エレベーターに地下への疑似体験の演出や、マネキンによる会話劇の展示もあり、日によっては鉱石の採取体験や解説案内なども。近隣の観光地の展示や、敷地内には無料の鉱山乃足湯もある。

A view point with sweeping views of the vast Maruyama Senmaida, which was also selected for Japan's 100 terraced rice fields. It is located another 260m from the top of the street pass, about 10 minutes or so, climbing a steep staircase.

A shrine whose body is a 45m high and 80m wide megalith. It is said that Arima-mura, who buried Izanami-no-Mikoto, a national-born mythology that appears in the "Nihon Shoki", is a cave of this flower. Every year on February 2 and October 2, a ritual is held in which a noose is placed from the top of a rock during the annual festival.

The terraced rice fields spread in the mountains of Kiwa. It is said to be "a thousand at first sight" and the sight of 1340 sheets in a row of cotton is spectacular. Records also remain that there were more than 2200 rice paddies in Gyeongsang 6 (1601). A rare landscape that is in harmony with nature while being created gives beauty and emotion to the human heart.

観光筏下りで知られる北山川が熊野川に合流する地点付近の小船集落に広がる梅林。県道740号沿いの北山川河畔は芝生広場となっており、シーズンにはテントを張り、キャンプをする人も見られる。また、集落のある土手側には梅林が長く延びている。1.2haの敷地には、大粒で果肉が厚く梅の最高級品種とされる南高梅をメインに、約650本の梅の木が植えられている。早春には白い梅花が咲き誇り、集落には梅の香りが漂う。枝切りや水やりをして丁寧に育て、収穫された梅の実は紀州特産の梅干しになる。

その名の通り、獅子の形をした奇岩。地盤の隆起と黒潮の侵食によってできたもので、高さ25m、周囲210m。その勇壮な姿は、海に向かって吠えるライオンのようだ。世界遺産、国天然記念物に指定。

熊野古道「伊勢路」最後の山越えの道にある松本峠。熊野灘の眺めを楽しめるルートで、江戸時代の敷石が並ぶ登り口から苔むした石段の道を上れば松本峠まで約20分。峠ではお地蔵様が出迎えしてくれる。

熊野市と尾鷲に挟まれた海岸線にそそり立つ、高さ70m、周囲600mもの花崗班岩の岸壁。柱状節理の岩壁が楯を並べたような形からその名が付き、神武天皇上陸の伝説も残っている。片道40分の遊歩道も完備されているが、二木島港から運行されている海上遊覧サービス(要予約。詳細は熊野市観光協会へ)に乗り、海側から見物する方が迫力がある。周辺は磯釣りの名所として有名。

熊野市木本町から熊野川の河口まで20数km続く、日本一長い砂礫海岸。海岸線沿いの防風林の松林は、かつて新宮城主・水野重仲が遠州(現静岡県)浜松から移植したものという。「御浜小石」と呼ばれる砂礫は、山間部から長い時間をかけて熊野川を下り、熊野灘の荒波で磨かれた丸石。色とりどりで艶がある。春にはアカウミガメが上陸し、丸石をかき分けて産卵する。