「さんふれ」の愛称で親しまれる農産物直売所の霞ヶ浦店。国道354号沿いにある霞ヶ浦店は、ＪＡ水郷つくば 霞ヶ浦支店に隣接。多彩な地場野菜を販売するほか、梨や栗などの果物、霞ヶ浦産のワカサギや佃煮類も。通年販売する霞ヶ浦湖畔の肥沃な水田でとれたレンコンの旬は10～12月。レンコンを飼料にして育てられた地元産ブランド豚肉「蓮根豚」も好評だ。

純白の帆引き船は、霞ヶ浦の夏のシンボル。明治13年(1880)、市内の二ノ宮で生まれた折本良平が考案したといわれる漁船で、風を最大限利用して1人でも操業できるのが特徴だ。明治から昭和にかけて大いに活躍したが、昭和40年代のトロール船の出現で姿を消した。現在は、「霞ヶ浦の帆引き網漁の技術」が国選択無形民俗文化財に選定。かすみがうら市では観光用として、毎年7月下旬～11月下旬の日曜に操業しており、随伴船に乗って見学する、帆を広げた帆引き船の姿は実に美しい。行方市、土浦市でも操業。詳しくは要問合せ。

7種類(玉造、筑波、銀寄、利平、美玖里、石鎚、岩根)の栗が楽しめる、栗専門の農園。栗拾いのほか、園内では圧力窯で焼いた焼き栗も楽しめる。栗皮むき機導入で鬼皮・渋皮を短時間でむいてくれる。