
温泉地と源泉の数が世界一を誇る温泉大国、日本。冬場の北海道は雪景色を見ながら入る温泉「雪見風呂(ゆきみぶろ)」が楽しめるため、それを目当てに訪れる観光客も多い。雪見風呂を楽しめる温泉は各地にあり、中には冬季限定で営業する温泉も。この記事では北海道で雪見風呂が楽しめる温泉をご紹介する。
十勝岳温泉(上富良野町)

北海道の中央付近にある十勝岳(とかちだけ)の中腹にあるのが十勝岳温泉。1年のうち半分は雪が積もり、雪見露天風呂は6月まで楽しめる。中でも北海道で標高が一番高い場所にある旅館「湯元 凌雲閣(ゆもとりょううんかく)」では、湯けむりの向こうに雲海と十勝岳連峰が見渡せる絶景の中で温泉を楽しむことができる。

十勝岳温泉の周辺はアカエゾマツの原生林が広がっており、冬になればダイヤモンドダストが見られることも多い。豊かな自然にはぐくまれた、キタキツネをはじめとする野生動物と出会うことも。朝日に照らされた雲海や、手が届きそうな満天の星空など、十勝岳温泉ならではの光景を楽しめる。
ウトロ温泉(斜里町)

世界自然遺産として知られる知床半島(しれとこはんとう)の西側、オホーツク海に面したウトロ港近くにあるのがウトロ温泉。北海道最大の温泉地としても有名で、知床観光の拠点としても便利だ。知床半島やオホーツク海を一望できる温泉宿がいくつかあり、高台へ行けばオホーツク海に沈む夕日を見ながら入れる露天風呂がある施設も。

オホーツク海沿岸には1月になると流氷が接岸するため、流氷を眺めながら温泉が楽しめる宿も多い。源泉かけ流しの茶褐色の温泉で、体の芯から温まりながら間近に見る流氷は、他の地域では味わえない温泉体験をもたらしてくれる。
しかりべつ湖コタン氷上露天風呂(鹿追町)

しかりべつ湖コタンは、雪が積もる真冬の間だけ然別湖(しかりべつこ)に現れる「幻の村」。雪と氷だけで作られた、イヌイットのドーム型住居「イグルー」が湖上に並び、アイスロッジやアイスバー、露天風呂などを利用することができる。

中でも人気なのが氷上露天風呂と氷上足湯。源泉はパイプラインで引いた然別湖温泉のもので、氷上の露天風呂は世界で唯一のもの。足跡ひとつない然別湖の美しい雪景色を眺めながら大地のぬくもりを感じるひとときを楽しもう。
丸駒温泉(千歳市)

丸駒温泉(まるこまおんせん)は支笏湖(しこつこ)の北岸に湧き出る一軒宿の秘湯で、支笏湖の水位によって深さが変わる天然の露天風呂が知られている。 その歴史は古く、1915年に開湯した当時は、恵庭市(えにわし)の硫黄を運搬する馬が丸駒温泉の湯で疲れをいやしていたといわれる。ロウリュが可能な本格的なフィンランド式サウナもあり、水風呂代わりに白銀の支笏湖が見えるテラスで外気浴できる。

支笏湖畔にあるというロケーションもあり、露天風呂からは雪が積もった支笏湖と周囲を囲む森の、一面の銀世界が見える。12月下旬から2月にかけては氷濤まつりも行われ、氷上のアートを一望する贅沢も味わえる。
豊平峡温泉郷(札幌市)

札幌の奥座敷として知られる定山渓(じょうざんけい)にある豊平峡温泉(ほうへいきょうおんせん)は、源泉100%かけ流しの温泉とインドカリーが楽しめる日帰り温泉。一度に200名以上が入れる日本最大級の露天風呂が自慢で、冬になるとライトアップされた幻想的な雪見風呂が楽しめる。

360度を雄大な自然に囲まれた、広々とした露天風呂で雪見風呂を楽しんだら、もうひとつの名物であるインドカリーを味わおう。豊平峡温泉の社長は、かつてススキノでインド料理店を経営していた経歴を持ち、その店のスタッフを解雇したくないという想いから、機材とともに豊平峡温泉に移設したことがインドカリーを出す理由。おすすめのチキンカリーは複雑なスパイスの香りに加え、素材の甘みが楽しめる逸品だ。
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