倉吉淀屋(舊牧田家住宅)

倉吉淀屋は宝暦10年(1760)に建築された倉吉に現存する最古の町家建築。旧牧田家は、江戸時代に栄えた大坂の豪商「淀屋」にゆかりがあるとされる。建物は保存修理され、内部を見学することができる。倉吉市指定文化財。

倉吉淀屋は宝暦10年(1760)に建築された倉吉に現存する最古の町家建築。旧牧田家は、江戸時代に栄えた大坂の豪商「淀屋」にゆかりがあるとされる。建物は保存修理され、内部を見学することができる。倉吉市指定文化財。

倉吉市の複合文化施設で、興和紡績倉吉工場跡地に新しいまちづくりの拠点として整備された。14haの敷地には文化・観光・産業・娯楽・歴史機能を中心としたさまざまな施設がある。敷地内には倉吉による交流プラザや公園、アミューズメント施設があり、倉吉未来中心とよばれる施設には文化芸術の総合発信地として大小のホールを完備。鳥取県を代表する二十一世紀梨をテーマにした「鳥取二十世紀梨記念館」も人気施設のひとつ。2025年には「鳥取県立美術館」がオープン予定で、鳥取を代表する大型複合施設である。

初代窯主が昭和初期に築いたという上神焼窯元。現在は3代目が伝統を継ぎ、食器や花器など日常使いの器を多く手がけている。臙脂[えんじ]色に近い深みある赤色の釉薬が上神焼の特徴で、落ち着いた雰囲気の作品が多い。陶芸体験・湯のみ1個2000円~。体験は1回約1時間(焼成代含む、着払いで地方発送可、前日までに要予約)。

鳥取名物の梨を様々な角度から紹介するミュージアム。梨に関する資料の展示や、1年中梨の食べ比べができるキッチンギャラリーを併設。またミュージアムショップでは、鳥取土産にぴったりの梨にこだわった様々な菓子やグッズを購入でき、フルーツパーラーでは、梨ソフトクリームをはじめ、ジュースやスイーツを楽しむことができる。

絵をそのまま織り込んだような複雑な模様が美しい倉吉絣は、今から200年前稲嶋大助が、花・島・山・水・花鳥山水の絵柄を織り出し普及させたもの。現在では絣の美しさに惹かれたものたちが、先輩の人々にその技法を学び正藍染め手くぐり手織りの工程で一本一本の糸に心を込めて織りあげて倉吉絣として受け継いでいる。

打吹公園の中に立つ博物館は、倉吉の文化・歴史を総合的に展示解説している。市内の上野遺跡から発掘された子持壺形須恵器(重要文化財)といった貴重な出土品のほか、郷土出身の洋画家・前田寛治や日本画家・菅楯彦、人間国宝(木工芸)・大坂弘道の作品も数多く収蔵。歴史民俗資料館では、国登録有形民俗文化財の倉吉の千歯扱き及び関連資料や、倉吉絣、鋳物師関連資料などを展示している。所要40分。

倉吉のシンボル打吹山は高さ204m、「森林浴の森100選」に選定されており、スダジイなどの原生林におおわれ、まさに自然の宝庫といえる山。麓にある打吹公園は、明治37年(1904)、大正天皇が皇太子の際に行啓を仰ぎ奉るために開園したもので、以来100年以上市民の憩いの場になっている。今では「さくら名所100選」にも選定される山陰随一の桜の名所として知られ、多種多様の桜が咲き誇る。

「倉吉市打吹玉川伝統的建造物群保存地区」に選定され、玉川沿いの約400mにわたって白壁の土蔵が並ぶ観光スポット。江戸末期から昭和初期の商家が残り、当時は酒屋や油屋、米屋、醤油屋などが軒を連ねたという。白い漆喰塗りの土蔵には黒い焼杉の腰板が施され、屋根の赤い耐寒性の石州瓦との色のコントラストが美しい。正面にあたる町家側の千本格子の家並みも健在で、醤油や地酒の老舗が今も営む。赤瓦屋根の古い商家や蔵を改装したショップや食事処から成る「赤瓦」は、一号館から十八号館まであり、各館を巡っての散策も楽しい。

元禄12年(1699)建立の寺院で、古来から伝わる占星術をアレンジした占いが評判。戦国時代には戦や政治などに利用したという占いで、生年月日から星を算出し、自分の性格や健康、対人関係などを知れるほか、相手の星を知ることで相性も占える。

白壁土蔵群のほど近くに立つ寺。慶長10年(1605)の建立。倉吉三万石(実質は四千石といわれている)に移封された8年後、29歳で他界した安房国(千葉)館山城の最後の城主・里見安房守忠義[さとみあわのかみただよし]公と8人の家臣八賢士の墓がある。忠義公と八賢士は滝沢馬琴の『南総里見八犬伝』のモデルといわれる。