彙整: Travel Post

延暦寺東塔地域の根本中堂から、東海自然歩道を30分ほど歩いた所にある。杉木立のなかに転法輪堂(釈迦堂)、常行堂[じょうぎょうどう](重要文化財)と法華堂(重要文化財)、瑠璃堂(重要文化財)、浄土院、高さ約10mの相輪塔などが立つ。所要1時間。

天台宗の総本山。東塔・西塔・横川に、約150余りの堂塔が点在する。延暦7年(788)に伝教大師最澄[でんぎょうだいしさいちょう]が小堂を建て、一乗止観院[いちじょうしかんいん]と称したのが始まり。国宝・重文も多数所蔵し、平成6年(1994)、世界文化遺産に登録された。国宝根本中堂は平成28年(2016)から令和9年(2027)に亘る大改修を行っている。ただし、改修中も堂内拝観は可能。世界文化遺産登録30周年記念御本尊御開扉、令和6年(2024)9月14日～12月8日、ほかイベントあり。

9種の大津画を木型に入れ打ち出した落雁は、口に含むと和三盆の上品な甘さが広がる。18枚入1300円。

鬼の念仏や藤娘、弁慶など大津絵の代表的な6つの絵柄が焼印されている大津絵煎餅。玉子をたっぷり使った、ほどよい甘さの手作りせんべいだ。12枚入りで540円～。

大津市街の菱屋町商店街に、ひと際重厚な店構えで人目を引く嘉永3年(1850)創業の漬物店。宮内庁御用達となった近江かぶらを酒粕で漬けた長等漬をはじめ、冬の千枚漬など、深い味わいの各種の漬け物をぜひ買い求めたい。冬の赤かぶら漬1束320円、日の菜漬1束350円や夏の水なすもおすすめ。店内には江戸時代の大福帳や宮内庁御用達時代の書類、御所人形なども見られる。

幻の酒米、滋賀渡船六号で造った純米酒。味わい深く程よい酸味のある飲み口で食中酒に最適。

精進料理に欠かせない湯葉を製造・販売する、比叡山延暦寺御用達の店。生湯葉のほか、乾燥湯葉や湯葉を加工したオリジナル商品が揃う。湯葉のお吸い物540円～、本さしみゆば648円。

水の代わりに牛乳を使った生地は、ふっくらモチモチの食感が特徴。桜やカボチャ、トマトなど旬の食材を入れたパンは120種40円～と豊富に揃う。おすすめは、クロワッサンの生地にアーモンドスライスをたっぷりのせたアーモンドシュガー130円。イートインスペースもあり、挽きたてコーヒーが味わえる。

明治2年(1869)に鮒ずしの専門店として創業した老舗。琵琶湖産天然子持ちニゴロ鮒を、滋賀県産の江州米で漬け込み発酵させた鮒ずし1匹3240円～。小鮎あめ煮100g864円など琵琶湖の魚を使った佃煮も充実している。店舗は国登録有形文化財。

寛永年間(1624～43)、大津宿で仏画を描いて旅人のみやげにしたのが始まりと伝えられる大津絵。鬼の念仏・藤娘など約100種類の絵柄が、墨や朱色などでのびやかに描かれている。この郷土芸術を伝承する画家、高橋松山[しょうざん]氏が構えるこの店では、1枚ずつ手で色を着けたはがきセット600円(税別)～、肉筆の色紙1万円(税別)～などが買える。