和田酒造 雛とべに花で知られる谷地の里で、200年以上にわたって酒造りを続けている。万年雪を頂く月山の伏流水をはじめ、米、水、空気の三拍子揃った酒造最適地で生み出すあら玉などの酒は、きめ細かくやわらかい味わい。全国新酒鑑評会では金賞、東北清酒鑑評会では優等賞を何度も受賞している。大吟醸名刀月山丸720ミリリットル4180円、改良信交特別純米あら玉720ミリリットル1320円、さくらんぼの恋物語375ミリリットル1320円。蔵見学は要予約。
河北町紅花資料館 江戸時代に紅花商で財を築いた堀米[ほりごめ]家から寄贈された屋敷跡を利用した資料館。約1万平方mの敷地に、武者蔵や御朱印蔵、座敷蔵などが立ち、古文書や享保[きょうほ]雛、小鵜飼舟など貴重な資料を展示している。特に紅花で染めた豪華な大振袖は見事だ。所要40分。
河北町児童動物園 山形県内唯一の動物園で入場無料、年中無休の24時間営業で夜間も自由に見学できる。30種類以上の動物を飼育しており、ポニーやサル、ヤギ、ヒツジ、ウサギなどが見られる。アフリカクロトキやカモ、ハクチョウなどを間近で見られる放鳥舎もある。なかでも子どもに人気なのが、ウサギやモルモットとのふれあいコーナーで、エサやり体験もできる(実施日は要問合せ)。
大平鹿公園 鳥海ブルーラインの中腹にあり、眼下に日本海と庄内平野を一望できるロケーション。毎年10月の初旬に鹿の角を切る鳥海山神鹿角切祭が行われている。鹿が見られるのは6月中旬~10月中旬の期間のみなので注意。隣にある大平山荘で鹿せんべい(100円)を販売している。
鳥海山 鳥海山は、標高2236mの東北第2の高山。日本海の波打ち際からそびえる。秋田・山形県にまたがり、頂上は山形県遊佐町にある。出羽富士または秋田富士ともよばれ、昔から信仰の霊山として参詣されてきた。貴重な動植物が数多くあり、7月下旬から8月上旬には、チョウカイフスマ、チョウカイアザミなどの固有種をはじめとした、多くの高山植物が花をつける。4月下旬から春、夏と山スキーが楽しめる。