いぶきの湯 村人に親しまれている昔ながらの共同浴場といった雰囲気の温泉施設。地元の常連客とのふれあいも楽しみの一つだ。男女別の浴場は、壁に木を使い、浴槽と洗い場は石造り。壁一面にとられた大きなガラス窓が、竹垣に囲まれた箱庭と浴場を隔てている。館内には食事の施設はないが、広間へは飲食物の持ち込みOKなので、のんびりとくつろぐ地元の人で賑わっている。玄関の横には竹樋の飲泉所があり、レトロな雰囲気で人気がある。
上毛高原キャンプグランド 標高700mのキャンプ場で、満天の星空が美しい。キャビン、バンガロー、プチログ、オートキャンプ、AC付きキャンプサイトなど多彩な施設が揃う。つり掘り、ドッグランなどのアクティビティも充実。デイキャンプも可能だが、予約状況によっては不可の日(主に3連休)もあるので事前に確認しよう。
向井千秋記念子ども科学館 館林市出身の宇宙飛行士、向井千秋氏が名誉館長を務める科学館。他で見ることのできない向井氏ゆかりの貴重な資料が充実している。月の重力を疑似体験できる「ムーンウォーカー」や「発電トレイン」など、科学の原理を利用した体験型の展示物が多く、身近な自然や科学、宇宙について楽しみながら学ぶことができる。群馬県最大級の直径23mの大型ドームで観るデジタルプラネタリウムでは、臨場感あふれるサウンドと迫力ある映像を楽しめる。
田山花袋記念文学館 『蒲団』や『田舎教師』を執筆し、近代日本の自然主義文学の先駆者となった田山花袋は館林の出身。館内では自筆原稿や、書簡、日記、愛用品などを展示。東京代々木の自宅の書斎も再現されている。文学館の向かいには花袋が7~14歳まで過ごした旧居が建つ。所要30分。