嵐山渓谷 埼玉県を代表する景勝地のひとつ嵐山渓谷は、岩畳と清流、周囲の木々が織りなすみごとな景観を持ち、さいたま緑のトラスト保全第3号地として管理され、四季折々の豊かな表情を見せてくれる。特に、燃えるようなもみじが清流を染める秋の渓谷は、訪れる人を魅了する。
嵐山PA【上り】 関越自動車道の花園ICと嵐山小川ICの間に位置するパーキングエリア。花園ICから約6kmの地点にある。エリア内の施設はブラックを基調とした建物で、フードコートのメニューやショップのおみやげ品もブラックにちなんだ商品が並ぶ。おすすめは竹炭を使用し、スパイスを利かせた「ブラックカツカレー」と「ブラックカレーライス」。どらやき、ソフトクリームなど、インパクトのあるブラックシリーズも味わってみたい。おみやげは地元の新鮮卵を使った「嵐山プリン」や特産品の地粉を使用した「嵐山うどん」が人気。
嵐山PA【下り】 近くの渓谷が京都の嵐山に似ていることに由来する、嵐山町にあるパーキングエリア。練馬ICから約50kmの地点にあり、ここまでの区間は、道路照明灯よる連続照明が行われている。フードコートでは地元比企郡の伝統野菜「のらぼう菜」を使ったオリジナルグルメなど、地元食材を使用したメニューを堪能できる。おみやげには嵐山発の新鮮たまごを使った「嵐山プリン」や熊谷銘菓の「五家宝(ごかぼう)」などがおすすめ。
大慈寺 延徳2年(1490)開創、明応2年(1493)廣見寺2世東雄朔方により再興、開山となる。本尊は聖観世音菩薩。延命地蔵、仁王像が迎える。本堂内の厨子は美術工芸品として評価が高く、堂内安置の子安観音像は、安産と子育てに霊験あらたか。また、体の痛い部分を撫でると身代わりになってくれると伝わる「おびんずる様」で知られる。アニメ映画の舞台地でもある。
奥武蔵自然歩道 毛呂山町の鎌北湖を起点に、北向地蔵~物見山~日高市の高指山~日和田山~巾着田~高麗峠~飯能市の天覧山を結ぶ全長約11km、約6時間の健脚家向けのハイキングコース。ゆっくり歩きながら四季折々の自然を味わえるように整備されたもので、スギやヒノキの林を抜け、武蔵野の面影を残す雑木林や高麗川の清流、のどかな田園風景を楽しみ、古刹古社などを訪ねて歩く。標高375mの物見山からの見晴らしは格別だ。
時の鐘 一番街通りから鐘つき通りに入ったところに立つ、木造の鐘楼。川越城主・酒井忠勝が、寛永年間(1624~44)に建てたと伝えられている。承応2年(1653)、松平信綱の命で改築。高さ16.2m、檜造りの現在の櫓は、明治26年(1893)の大火後に再建されたものだ。電動式で、毎日6時・12時・15時・18時の4回、時を告げている。