立科温泉たてしなの里 権現の湯 国道142号沿い、テニスコート、マレットゴルフ場、体育館などの施設が整備された権現山運動公園内にある。大きく眺望が開ける小高い丘の上に立つ町営の施設。明るい造りの館内は、食事処やカラオケルーム、無料Wi-Fiなどの設備も整い、大浴場の窓越しや岩造りの露天風呂から、浅間連山や湯ノ丸高原方面の雄大なパノラマが望める。予約制だが、身体の不自由な人のための福祉風呂も設けられていて好評だ。また、ベビーバスのレンタルもあり。
白樺リゾート池の平ファミリーランド 白樺湖の東畔、白樺リゾート池の平ホテルを中心に広がるレジャーランド。遊園地・美術館・温泉・四季の草花が楽しめる展望リフトなど、一日では遊びきれないほどの多彩なアトラクションや施設が揃う。たっぷり遊んだ後は、メルヘンムードあふれる世界の影絵・きり絵・ガラス・オルゴール美術館へ。影絵の巨匠・藤城清治氏の幻想的な世界が広がる。
世界の影絵・きり絵・ガラス・オルゴール美術館 白樺湖畔に広がる、白樺リゾートの施設の一つ。グリム童話を題材にした『赤ずきん物語』の切り絵や影絵作家・藤城清治の幻想的な作品のほか、アンティークオルゴールも展示している。
光徳寺 町並みを見下ろす高台にある、臨済宗の古刹。開山は明応9年(1500)。享保10年(1725)、林家によって建立された本堂は、うぐいす張りの廊下や山岡鉄舟の扁額、尾張徳川家の籠などがある。本堂横の庫裏[くり]には、天保年間に住職によって考案された車付きの籠を収蔵。入口石段下の祠に、女性を救うと伝えられる延命地蔵が祭られている。4月の祭礼が近づくと昼夜の気温差で石が夜露に濡れることから、汗かき地蔵の別名がある。本尊薬師如来は、慶長4年(1599)京の仏師・木山によるもの。中部49薬師第21番札所。
妙覚寺 本堂や、十王堂、鐘楼門[しょうろうもん]などが立ち並ぶ臨済宗妙心寺派の古刹。約700年前の創建といわれるが、火災で焼失後、享保11年(1726)に再建された。庭園は手入れが行き届き、四季折々の草花が彩りを添えている。本堂は平成30年(2018)に老朽化の為再建された。
白山神社 境内に檜やスギの天然木が繁る。石垣の覆屋[おおいや]の中には建武元年(1334)の棟札が残る間口1mほどの熊野、伊豆、白山、蔵王の4つの社殿(重要文化財)が並ぶ(拝観は要連絡)。いずれも一間社流造檜皮葺き[いっけんしゃながれづくりひわだぶき]の屋根が特徴的な長野県最古の鎌倉建築とされる。永享11年(1439)の銘のある鰐口も残され、木曽谷の文化の中心だったことがうかがえる。