普賢寺 熊野街道沿いの閑静な山里にある普賢寺は宗派のない単立寺院。本尊は国指定重要文化財(旧国宝)の普賢菩薩座像である。平安時代前期の作で、壇像彫刻風の貞観彫刻の優品。本一面観世音菩薩や千手観音金銅像なども拝見できる。仏像拝観の他に回向や祈願の相談もおこなう。拝観時は要予約。
ごかつら池ふるさと村 江戸前期に完成した三重県最大級のため池「五桂池」池畔にある複合レジャー施設。地元産の野菜を使うマルシェグランマキッチンでは、鶏みそ焼定食、たきピザが人気。大内山産牛乳のソフトクリームも人気。県立相可高校食物調理科生徒が運営する「高校生レストラン」も好評だ。伊勢の野菜・果物、加工食品などが揃うマルシェグランマ、2階では三重県内の工芸品やキャンプ用品、レンタル用品などを販売。ごかつら池どうぶつパークやファミリーロッジ、キャンプ場もあり、手ぶらでバーベキューも楽しめる。
専修寺 全国に600以上ある真宗高田派寺院の本山。平成29年(2017)11月28日、三重県初の国宝(建造物)に指定された、全国の国宝木造建造物で5本の指に入る大きさの御影堂や如来堂をはじめ、国指定重要文化財11棟も見応え十分で、広大な敷地内は見どころが満載。また、専修寺を中心に発展した寺内町は歴史的な街並みを今に伝えている。
神宮寺 行基が開いた真言宗の寺。明治初期までは伊奈富[いのう]神社の別当寺だった。本堂前の収蔵庫には、木造の薬師如来立像、持国天立像、多聞天立像、淳和天皇の像(いずれも重要文化財)を安置している。本堂には深沙大将(三重県文化財)を安置、収蔵庫前には鈴鹿市登録地域景観資産登録承認(樹)第1号の大ソテツがある。仏像拝観は事前に申込みを。ただし雨天の日は拝観不可。