初日の出(皆生温泉) 白砂青松の美しい海岸が続く弓ケ浜に沿って、東西1kmに渡って近代的な建物の観光旅館が立ち並ぶ温泉地。明治時代に地元の漁師が海中に湧く湯を発見したのが始まりで、伯耆富士・大山の山並みを望む風光明媚な山陰屈指の温泉街として発展した。夏は海水浴、冬は大山でのスキーを楽しめ、松葉ガニ料理など山陰の海の幸が好評だ。初日の出は大山の方向から。雄大な大山のシルエットと日の出の光が作り出す幻想的な景色を見ることができる。
もちがせの流しびな 旧暦の3月3日、男女一対の紙雛を桟俵にのせ、菱餅や桃の小枝などを添えて、災厄を託して千代川に流す。無病息災で一年間幸せに生活できるよう願う情緒豊かな民俗行事。昭和60年(1985)には「もちがせの雛送り」として県無形民俗文化財に指定された。当日は、流しびなづくり体験、着付コーナー、茶席などの催しもある。また、一部の特急列車が臨時停車する。