秋の宮温泉郷 かだる雪まつり 「かだる」は秋田の方言で「参加する」の意味。秋の宮温泉郷の特設会場では地域の人々や来場者が集まってミニかまくらが作られ、夕暮れ時にはろうそくが灯り、幻想的な「ミニかまくら浪漫回廊」となる。出店、どんと焼きなどイベントも盛りだくさん。最後には冬空を彩る「雪花火」も打ち上げられる。
湯沢市大名行列 愛宕神社の祭典に奉納される、秋田藩佐竹南家拾万石の格式をもつ総勢数百人の行列。愛宕神社祭典では、古くから神渡行列が行われており、江戸時代末期から町人による大名行列が合わせて行われるようになった。かつて大祭は、旧暦の7月23日~25日をもって拳行され、行列は外町五町の輪番制によりその年の格番町によって構成されていたとされる。昔そのままの豪華な姿に身を固め、馬上の殿様に弓持ちや鷹匠などが続き、家来が腰をかがめ独特な所作で舞う「奴[やっこ]振り」を披露しつつ市内を練り歩く。
七夕絵どうろうまつり 各家々には青竹に五色の短冊や吹き流しをつけた七夕飾りが、市内目抜き通りには浮世絵や美人画が描かれた大小百数十の絵どうろうや短冊、吹き流しが吊るされる。夜は絵どうろうに灯りが入り幻想的。
鎮火祭(ジャジャシコ祭り) 火伏せの祭り(鎮火祭)。扇田神明社で鎮火祭の神事を行ったのち、錫杖を持った火消し組(消防団員)を先頭に、太鼓・法螺貝を鳴らしながら町内各家々回ってお祓いをし、屋根に水をかけて無火災を祈る。
御味噌埋式(東湖八坂神社の統人行事) 東湖八坂神社祭統人行事の一つ。2つの桶に詰めた味噌を境内の御味噌埋場の地下約3mに埋める。参加者に豆の粉おにぎりが振る舞われる。一年間にわたる諸祭事が統人によって執り行われる。
横手の雪まつり かまくら 横手の「かまくら」は約450年以上の歴史をもつ、小正月に行う詩情豊かな民俗行事。雪の山をくり貫いて雪室をつくり、奥に水神様を祀り、お神酒、甘酒、お餅などを供える。期間中は約60基の大きなかまくらと無数のミニかまくらに灯がともり、まちを彩る。 画像提供:一般社団法人横手市観光協会