金沢の羽山ごもり 福島市松川町金沢の黒沼神社で行われる五穀豊穣と無病息災を祈る3日間に渡る神事。境内のこもり屋にこもり、水垢離をはじめ厳格な掟のもとに各種神事を執り行うもので、古来からの様式が伝承されており、国の重要無形文化財に指定されている。1日目に行われる「ヨイサアの儀」のみ一般公開され、鉢巻とふんどし姿の男たちが、「水よせ」や「代かき」などを模して行う儀式の様子は興味深い。19~21時頃。
福島稲荷神社秋季例大祭 福島の中心街にある稲荷神社で3日間にわたり開催される秋の例大祭。期間中、多くの露店が並ぶ福島市街はお祭りムード一色に。この祭り最大のみどころが連山車[れんだし]。夕闇迫るなか提灯に灯をともした氏子町会による20台以上の山車が福島市中心市街地に集結し、神社を目指し山車を連ねて運行する。
磐梯神社の舟引き祭りと巫女舞 飯舟[いいふね]と呼ばれる木舟に米俵を3俵重ね、舟の両端に2本の綱をつけ、氏子が東西に引き合う。3回勝負で東が勝てば「豊作」、西が勝てば「米の値段が上がる」というその年の作柄を占う神事。その判定は磐梯明神が直接姿を現し行う。同日開催される巫女舞は3つの舞で構成されており、「榊の舞」「弓の舞」「太刀の舞」が奉納される。