文殊お会式 年に一度の大祭で、3月25・26日のお会式[えしき]は文殊さまの御縁日。この日にお詣りをすると、本堂前で参拝者全員に「お加持(僧侶により文殊さまの智恵袋を頭に当てられ智恵を頂く)」が受けられる。両日とも、16時30分に智恵のお餅まきが行われる。 画像提供:安倍文殊院
だだおし 修二会を締めくくる結願の行事。本尊十一面観音に自身の罪、過ちを懺悔する法要の終盤、赤・青・緑の鬼が僧侶の持つ牛玉札に追われ火の粉を撒き散らして暴れ回り、いずこかへと退散する。一年の平穏を祈願する行事で、毎年多くの参詣者が訪れている。 画像提供:奈良長谷寺
おたいまつ(修二会) 17時から日中法要(薬師悔過)。19時からは大松明11本が桜花満開の境内を行道し、本堂の白壁がオレンジ色に輝くさまは古代に戻ったような風情。本堂では、桃の生花、南天、灯明の明かりで薬師如来の顔が浮かび上がるなか、天平時代から伝わる法要が営まれる。東大寺の二月堂修二会を始めた実忠和尚の御歯塔があるため、現在も東大寺から僧侶が出仕して行われており、長い歴史がある。※駐車場がないため公共交通機関の利用を推奨