アーカイブ Travel Post

新生「宮武うどん」。うどんを踏むのも切るのも全部手作業。さぬきうどんの名店「宮武うどん」が閉店するという衝撃ニュースが飛び込んできたのは平成21年(2009)6月。落胆ムードの中、「その味を引き継ぎたい」と申し出たのが谷本和正氏だ。小学生の頃から父に連れられて宮武に通っていたという谷本氏は、元店主の宮武一郎氏による直接の指導を受け、作り方もメニューも店名もそのままに継承。高松市に新「宮武うどん」をオープンした。

地元の人々に愛される実力店。店の裏には製麺所があり、打ちたてのうどんが食べられるので昼時には近隣住民の憩いの場に。ムチッとした麺は、アツアツの釜あげも、ぶっかけも美味。玉買いする人の多さにも、納得だ。

名物かき揚げおろしうどんは、器から飛び出すほどのかき揚げと、もちもちでコシのある麺が絶妙のマッチング。甘めで上品なだしとの相性も抜群だ。かき揚げおろしうどん980円、特上もりもりうどん1100円。

ぶっかけうどんの専門店であり、メニューはシンプルなぶっかけ340円からスペシャルぶっかけ670円まで、10種以上。冷やしても程よい弾力を保つ麺が魅力だ。

早朝7時から営業するうどん店は、朝食としてうどんを求める人で早朝からにぎわっている。角のある太めのうどんに関西風の上品なダシのバランスが絶妙。かけ1玉320円、ぶっかけ1玉400円。

ちくわ110円やコロッケ50円、とり天170円、肉皿230円など、豊富なサイドメニューと共に召し上がれ。うどん1玉320円、半玉200円。

肉ぶっかけうどん(小)640円、山かけ肉ぶっかけうどん(小)750円を筆頭に、てんこ盛肉ぶっかけ、肉うどんなどが人気。焼きもちうどん(小)510円や中華風肉みそうどん(小)620円、山かけ鉄火しょう油うどん(小)730円と、ユニークメニューが揃い踏み。期間限定メニューも豊富なので、何度でも足を運んで全食制覇を目指したくなる。

セルフうどんキリンは、幼稚園と間違えられるほど大きなキリンが描かれたファンシーな外壁が目印の大型店舗。駐車場は約80台駐車可能で、大型バスでも大丈夫。1杯220円のかけうどんからなる豊富でリーズナブルなメニューに座敷もありと、家族での外食の強い味方となっている。うどん県を象徴するように平日のお昼は長い行列ができるが、慣れた常連が多いのでどんどん列が流れていく。

うどんは表面はもっちり、中はコシがしっかりという文句なしのおいしさ。昆布やカツオ、イリコのダシはあっさりとしていて、いくらでも食べられそう。天ぷら類、ぶっかけも充実。

店主の自由な発想による、焼きうどんやマーボーめん、担担めんは、モチモチの麺にぴったりで専門店に負けないおいしさ。ぶっかけなどの定番も人気。追加メニューに背油肉うどんもあり。