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宝泉院

声明念仏の道場として開かれた勝林院の塔頭で、客殿から見事な庭園を観賞できる。大原の山を借景に楓や桜、竹林などが眺められ、まるで絵画を見るよう。廊下の天井は、鳥居元忠一党が自害した伏見城の床板を供養したものといわれ、「血天井」と呼ばれる。平成17年(2005)3月には、回遊式庭園・宝楽園が完成した。

勝林院

天台声明の根本道場として開山された寺。文治2年(1186)、浄土宗祖法然上人が諸学の学僧と宗論をした、「大原問答」の舞台として有名だ。この問答で、阿弥陀仏の名を唱うれば仏様の願力によって衆生が救われると法然が説いたところ、阿弥陀如来が手から光明を放ったといわれる。このことから、本尊を「証拠の阿弥陀」と呼ぶようになった。また子院に実光院と宝泉院がある。

寂光院

三千院と並んで大原を代表する寺。平清盛の娘・建礼門院徳子[けんれいもんいんとくこ]が、わが子、安徳天皇や平家一門の菩提を弔いながら、余生を過ごした。後白河法皇が建礼門院を訪れた『平家物語』の大原御幸[ごこう]でも知られる。本尊は木造地蔵菩薩立像。夏は沙羅の花、秋は紅葉が美しく境内には『平家物語』ゆかりの汀[みぎわ]の池、汀の桜などもある。旧本尊が重要文化財に指定されており、期間限定で特別公開もしている。

実光院

勝林院で声明を修行する学僧の僧坊として建てられた。客殿の西側と南側には庭園が広がる。西の庭にある不断桜は、秋から春にかけて花を咲かせ続ける珍しいもの。茶花を中心に植えられた、季節の花々を楽しみながら散策したい。

三千院門跡(三千院)

天台五門跡の一つ。最澄が比叡山に建てた草庵に源を発し、明治4年(1871)、現在地を本坊とする。境内は自然の傾斜を活かして建物を配置。京都市の名勝に指定されている聚碧園などを眺めながら客殿、宸殿を通り、池泉回遊式庭園の有清園に出る。一面を苔の緑が覆い、秋には見事な紅葉に彩られるこの庭に往生極楽院(重要文化財)が立つ。久安4年(1148)の建立で、狭い堂内に仏像を納めるため船を逆さにしたような舟底型天井となっている。金色に輝く阿弥陀三尊像(国宝)を安置。観音・勢至両菩薩の腰をやや浮かせた姿勢が印象的。かつては、堂内は極彩色の壁画で荘厳され、平等院鳳凰堂などとともに極楽浄土の世界を表した。

九頭竜大社

慈悲の女神、九頭竜弁財天を祀る。本殿を時計回りに9回まわるお千度や、神様より言葉をもらうおみくじが有名。災厄消除をはじめあらゆるご利益がある。

阿弥陀寺(古知谷阿弥陀寺)

大原の里からさらに北に2kmほど行った古知谷山中にある寺。慶長14年(1609)に木食上人弾誓[もくじきしょうにんたんぜい]が、如法念仏の道場として開いた寺。参道の坂を登り切った所に本堂が佇み、その背後に弾誓上人が即身成仏したミイラ仏を収めた開山窟がある。上人は慶長18年(1613)に生きながら岩棺に入ったと伝えられ、今も端座合掌の姿勢のまま、後に設置された石棺に安置されているという。本堂には弾誓自身の髪を植え込んだ上人像や、鎌倉時代の阿弥陀如来坐像(重要文化財)が祭られている。

静原 里の市(関西広域連合域内直売所)

毎週日曜の8~13時に府道沿いで、地元で採れた旬の新鮮な野菜を中心に、加工品などを販売。京都市内の個人客を中心に、料理人なども新鮮な野菜を求めて来店。生産者との会話、交流を楽しみながら、安心して新鮮な旬の野菜が購入できる。

渡辺木の芽煮本舗

創業130年以上という鞍馬名物・木の芽煮の老舗。木の芽煮は元来、アケビのつるや山椒の芽などを塩漬けしたものだった。ここでは保存が利くよう山椒の葉と実に昆布や醤油を加え、しぐれ煮風に甘辛く煮る。木の芽煮120g760円~。

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