パン工房ささき亭 裏磐梯の桧原湖や小野川湖に程近い地にあるパン工房。高原の清らかな環境を生かし、自然の素材を使って丹念に焼くパンが人気の店。カマンベールチーズパン、クルミレーズンなど、種類も多く、どれもおすすめ。店内のイートインスペースで食べる時には、パンを温めて出してくれるのがうれしい。売り切れ次第閉店するので、早めに出かけよう。
磐梯高原曽原湖キャンプ場 裏磐梯の曽原湖の南岸にある静かなキャンプ場。テントスペースに区画が無いフリーサイトのキャンプ場のため、車をそばに置いてゆったりテントを張ることができる。バンガローは4タイプを完備。貸しボートを借りてボート遊びやバス釣りをしたり、カヌーを漕いだりと、自然をたっぷり楽しめる。手軽な日帰りキャンプもおすすめだ。
曽原湖 桧原湖の東側に位置する裏磐梯高原の周囲約3.5kmの湖。岸辺と湖面の段差が小さく、目の前に美しい湖が広がるためキャンプにも、撮影にも絶好のポイントとなっている。湖に突き出した水没林や小島が神秘的。湖岸には遊歩道が整備されており、西岸のゴムチップ舗装の曽原湖畔探勝路はランニングコースとしてもおすすめ。湖畔にはペンションも多く、ジュンサイやハーブの栽培も行われている。
長英新道(燧新道) 長蔵小屋2代目小屋主の平野長英氏が、1960年(昭和35)に開いた登山道。年々増える登山者のために、「女性でも容易に登れるコース」をと、それまで長英氏がスキーで燧ケ岳を下ってくる際に使用していた、なだらかな稜線をもとにルート設定している。樹林帯の中を緩やかに登っていく静かな道で、ミノブチ岳の手前から急登が始まる。
段吉新道 赤田代から燧ケ岳の西麓のブナ林を横切るように延びるほぼ平坦な道だ。1932年(昭和7)、赤田代に温泉小屋が開設された当時は、御池から赤田代まで行くには、アップダウンの激しい三条ノ滝分岐や平滑ノ滝の横を抜ける道しかなかった。そこで、温泉小屋の先々代である星段吉氏が、もっと安全で歩きやすい道を作ろうと、カンを頼りに長男と共に測量を行い、一家総出でクマザサや雑木を切り払うなどの難工事にとりかかり、約3カ月間のたいへんな苦労の末、1937年(昭和12)9月に段吉新道を開通させた。
尾瀬原林道 燧ケ岳の山裾を回って尾瀬ケ原と尾瀬沼を結ぶメインルート。標高1665mの尾瀬沼に比べて尾瀬ケ原の標高は1400m。下田代十字路からスタートする場合、標高差265mを淡々と登っていくことになる。秋はブナ林などの紅葉が美しい。また、林間は野鳥の宝庫だ。長い登りの途中に足を止めて、野鳥の鳴き声に耳を澄ましてみよう。