竜神大吊橋 奥久慈県立自然公園内にある、日本最大規模の歩行者用吊橋。全長375m。川をせき止めた竜神ダム湖面から100mの高さの空中散歩を楽しみながら、絶景の大パノラマを満喫できる。約1000匹の鯉のぼりが圧巻の春の竜神峡鯉のぼりまつり、紅葉の絶景と新そばが楽しめる秋の竜神峡紅葉まつり、そばの産地ならではの冬の常陸太田そばまつりなどイベントも見逃せない。
西山御殿 水戸徳川家2代徳川光圀(水戸黄門)が、元禄13年(1700)に没するまでの約10年間を過ごした御殿。数奇屋風の茅葺き平屋の御殿で、光圀は自ら『大日本史』の編纂をした。大名庭園と華美を嫌った光圀公の信条の融和が見られる仙境である。平成28年(2016)3月に国指定史跡及び名勝に指定された。春は御殿の梅、秋は紅葉がみどころ。
弘経寺 応永21年(1414)創建と伝えられる、浄土宗の名刹。十代目の了学上人に徳川家康の孫嬢千姫が深く帰依し、菩提寺と定めたところから、徳川家から本堂や鐘楼(現在再建設備中で見ることはできない)などの再建に多大な寄進がなされた。江戸時代初期の寺院建築の粋を極めた本堂平成19年(2007)改修をはじめ、仏具や調度に徳川幕府の威光が感じられる。本堂左手には千姫の墓がある。
称名寺 浄土真宗本願寺派の寺院。評定衆として幕府にも参加した結城家初代・朝光が、親鸞の高弟・真仏を招き開基。寺号の稱名寺とは、朝光が出家して親鸞に賜った法名に由来するという。親鸞の直筆といわれる「往生要集」の断簡、朝光肖像画や木像、御霊屋門、二条門など数々の文化財を所蔵。大きな銀杏の木と親鸞聖人の銅像がある境内の奥には、初代朝光から四代時広までの墓がある。