やまがたすこやかランド 三太の湯 国道118号から岩井橋で久慈川を渡り、諸沢への標識に導かれて6kmほど山中へ走り込んだ諸沢地区にある日帰り温泉施設。施設は和風の浴場があるひがし館、洋風のにし館、そしてレストランや売店、大広間などがある棟の3館で構成されている。浴場は男女日替わり交替制で、自慢はジェットバスやバイブラを仕込んだ大浴場。タイル貼りの露天風呂から望む山々の眺めも美しい。床暖房の設置などにもこまやかな配慮がうかがえる。
舟納豆 渡し舟をかたどった舟納豆が名物。松の経木[きょうぎ]に包まれた納豆は木の香りが漂い、納豆くささを感じさせない。金山寺みそで味わう「わっぱ納豆」、奥羽産の青大豆を使用した「青仁一粒」など品数も豊富。国産大豆のみを使用するこだわりの納豆専門店。
紙のさと 西ノ内和紙資料館 和紙の原料コウゾと清流に恵まれた山方地区の特産品、西の内和紙を紹介する施設。館内には紙漉きの道具や材料、製法に関する資料が展示され、工程も見学できる。漉き絵体験1300円(送料・税込)所要1~2時間、要予約も実施している。
弘経寺 応永21年(1414)創建と伝えられる、浄土宗の名刹。十代目の了学上人に徳川家康の孫嬢千姫が深く帰依し、菩提寺と定めたところから、徳川家から本堂や鐘楼(現在再建設備中で見ることはできない)などの再建に多大な寄進がなされた。江戸時代初期の寺院建築の粋を極めた本堂平成19年(2007)改修をはじめ、仏具や調度に徳川幕府の威光が感じられる。本堂左手には千姫の墓がある。
称名寺 浄土真宗本願寺派の寺院。評定衆として幕府にも参加した結城家初代・朝光が、親鸞の高弟・真仏を招き開基。寺号の稱名寺とは、朝光が出家して親鸞に賜った法名に由来するという。親鸞の直筆といわれる「往生要集」の断簡、朝光肖像画や木像、御霊屋門、二条門など数々の文化財を所蔵。大きな銀杏の木と親鸞聖人の銅像がある境内の奥には、初代朝光から四代時広までの墓がある。