弘経寺 応永21年(1414)創建と伝えられる、浄土宗の名刹。十代目の了学上人に徳川家康の孫嬢千姫が深く帰依し、菩提寺と定めたところから、徳川家から本堂や鐘楼(現在再建設備中で見ることはできない)などの再建に多大な寄進がなされた。江戸時代初期の寺院建築の粋を極めた本堂平成19年(2007)改修をはじめ、仏具や調度に徳川幕府の威光が感じられる。本堂左手には千姫の墓がある。
水海道あすなろの里 菅生沼沿いにある広大な敷地の園内には、ウサギのほかにプレーリードックやリスザルもいるふれあい動物園やテニスコート、バーベキュー場、プール、釣り堀もある。白鳥が飛来する菅生沼では年間120種類以上の野鳥が観察でき、野鳥観察舎ではバードウォッチングが楽しめる。ロッジやキャンプ場もあり、休日は菅生沼を望む展望風呂で日帰り入浴も可能。季節に応じたじゃがいもやさつまいも掘り、田植え、稲刈り等の農業体験もできる。
称名寺 浄土真宗本願寺派の寺院。評定衆として幕府にも参加した結城家初代・朝光が、親鸞の高弟・真仏を招き開基。寺号の稱名寺とは、朝光が出家して親鸞に賜った法名に由来するという。親鸞の直筆といわれる「往生要集」の断簡、朝光肖像画や木像、御霊屋門、二条門など数々の文化財を所蔵。大きな銀杏の木と親鸞聖人の銅像がある境内の奥には、初代朝光から四代時広までの墓がある。
亀城公園 土浦城の本丸と二の丸の一部を整備した城址公園。堀に囲まれた城の姿が水に浮かぶ亀に見えたことから、この名が付いたという。櫓門[やぐらもん]は江戸時代前期の城郭建築で本丸にある櫓門としては関東唯一のもの。亀城公園の東櫓は博物館付属資料館になっている。