航空科学博物館 国内初の航空に関する博物館で、実物のエンジンなどを見ることができる。DC-8シミュレーターや大型模型の操縦なども体験(要整理券)できる。屋外には実際に飛行していた航空機18機を展示。5階は360度パノラマの展望室になっていて、成田空港に発着する飛行機が眺められる。毎週日曜は、折り紙飛行機教室なども開催。B747機首部分にはツアー形式で中に入ることができ、パイロット気分でコックピットで記念撮影が可能(有料、要整理券)。
芝山仁王尊・観音教寺 関東有数の天台宗の古刹。奈良時代末期の天応元年(781)、光仁天皇の勅命で創建。境内には江戸中期建築の本堂、総けやき造りの豪壮な仁王門、江戸後期建築の県指定有形文化財の三重塔などが立ち並ぶ。芝山仁王尊の名は、仁王堂内に祀られた高さ約2mの仁王尊像があることから、火事・盗難除けにご利益があるとされてきた。芝山はにわ博物館(歴史の里・芝山ミューゼアム)もあり、付近の芝山古墳群から出土した200余体もの埴輪や副葬品、仏教美術品は見ごたえがある。
諏訪神社 大神惟季が下総国大須賀荘領主を任ぜられた際、領内鎮護の神として信濃国諏訪大社より勧請。その後、産業開拓の神・知徳の神として、近年は進学の神として尊崇されてきた。現在の本殿は1853年(嘉永6)造営のもので、毎年10月に行われる例大祭「佐原の大祭(秋祭り)」は国の重要無形民俗文化財に指定されている。
大聖寺 波切[なみきり]不動とよばれ大漁祈願や海難除けに漁民の厚い信仰を集めている天台宗の寺。本尊の不動明王は、鎌倉時代中期、この地の漁師の妻が海中から拾い上げ、ここに安置したと伝えられている。不動明王を安置する茅葺き屋根の不動堂は、国の重要文化財に指定されており、室町時代の建立と推定されている。
めがね橋 白浜町滝口の長尾川下流にかかる、石積み工法の洋式三重橋。3つのアーチがあるので本当はメガネではないが、川面に移る姿からめがね橋とよばれるようになった。橋は明治21年(1888)に、村民の寄付399円40銭で建設された。架設以前は川を歩いて渡っていたという。関東大震災にも壊れることなく、戦時中は戦車が通ったという頑丈な橋だ。昭和52年(1977)と平成5年(1993)に補修工事が行われ、建設当時の姿を留めている。県指定有形文化財。日本の名橋百選。