興聖寺 嘉禎3年(1237)創建で、曹洞宗の開祖・道元禅師ゆかりの古刹。みどころは広さ約770平方mの池泉回遊式の旧秀隣[しゅうりん]寺庭園(名勝)。「鼓の滝」が流れ、曲水に鶴島、亀島が浮かび、そこに樹齢500年の藪椿がある。本堂には本尊の釈迦如来坐像(重要文化財)が安置されている。
マキノ高原温泉 さらさ マキノ高原にある日帰り温泉施設。浴場には大浴槽、四季湯(低温湯)、寝湯、またはジャグジーが備わる。野坂山地を一望するバーデゾーンには、全身の緊張をやわらげるネックシャワーなどがある。
フルーツベジタブルハウス(関西広域連合域内直売所) 採れたて野菜を販売。滋賀県が推奨する環境こだわり農産物、高島市が認証する安心安全野菜も販売中。シイタケ、ネギなどの野菜や、大豆、米などの穀類は、年間を通して取り揃え。
医王寺 高時川を見下ろす静かな山間に立つ観音堂内に、細い目と薄い唇の端正な顔立ちが印象的な十一面観音立像(重要文化財)がある。平安時代の作。井上靖の小説『星と祭』に、「清純な乙女の姿をモデルにした観音さま」として紹介されている。拝観は奥びわ湖観光協会へ事前連絡が必要。
蓮華寺 聖徳太子が創建し、後に一向上人が再興した。鎌倉幕府崩壊とともに自刃した北条仲時[なかとき]と家臣の墓(史跡)が境内にあり、彼らの名前を記した「陸波羅[ろくはら]南北過去帳」(重要文化財)も残る。長谷川伸作の『瞼の母』で有名な、「番場の忠太郎」の地蔵も祀られている。