天然かさがた温泉 せせらぎの湯 野趣あふれる天然石を配した岩風呂は、温泉情緒に浸れる。お湯はぬめりのあるアルカリ性単純温泉で、満足できる。門前物産館では地元の自信作を取り揃えており、特にタズミの卵、地元の採れたて野菜、かさがたの清流で育ったお米は絶品だ。その他、名物巻き寿司700円、ふわとろプリン320円も有名だ。
神宮寺 元慶2年(880)の開基といわれる梶原氏の菩提寺。運がよければ、ぬぼこの会代表の中川住職に話を聞ける。本堂裏の大胆な石組みの築山式庭園や境内の司馬遼太郎の小説『菜の花の沖』の記念碑はぜひ見ておきたいポイント。県指定の重要文化財の寺宝がある。
萬福寺 宝亀年間(770~781)に創建の寺。七福神の中で唯一の日本の神様・恵美酒太神を祭る。右手に釣竿、左手に鯛を抱え、鯛はめでたいのタイと芽出るという意味があり、無病息災、家業繁栄などのめでたいことを授けてくれる。
薬師湯 兵庫県北西部、山陰の名湯・湯村温泉の共同浴場。湯村温泉は、約1150年前に慈覚大師によって発見されたと伝えられている古湯。岸田川の支流、春来川のほとりに湧き出す元湯は「荒湯」と呼ばれ、98℃の高温泉が毎分470リットルも湧出している。この湯量豊富な温泉を、銭湯並みの料金で楽しむことができるのが薬師湯。飲泉もできる温泉の泉質は無色透明の重曹泉。肌の乳化作用があり、古い角質、毛穴の汚れを取ってくれる。和風の建物は、瓦屋根に望楼を備えた趣のある造り。浴場は、露天風呂付きの内湯と介助風呂がある。