枕崎お魚センター カツオ漁業で知られる枕崎港の魚市場。1階には、鮮魚店をはじめ、水産加工品店やさつまあげ専門店、観光案内所、みなとの小さな水族館などがズラリと並ぶ。2階の展望レストラン「ぶえん」では、船上で1匹ずつ活け締めし、急速冷凍したかつおの最高峰「ぶえんカツオ」が食べられる。おすすめはぶえんカツオを使った「ぶえん鰹刺身膳」、ヅケカツオの出汁茶漬け「枕崎かつお船人めし」、枕崎港の朝獲れ鮮魚をふんだんに使った「地魚刺身定食」など。いずれもフリードリンク付きだ。
薩摩酒造花渡川蒸溜所 明治蔵 地元産のサツマイモと水を使い、黒瀬杜氏の伝統を受継いだ製法で焼酎を造っている。製造工程を間近で見学できるほか、昔、焼酎造りに用いられていた道具などの展示もあるので、焼酎の歴史についても詳しくなれそう。売店では、蔵元限定の焼酎もあり、試飲や販売も行っている。隣接する花渡川ビアハウスではサツマイモを原料にした発泡酒も楽しめ、みどころ&味わいどころがいっぱいの蔵元だ。
枕崎市文化資料センター 南溟館 港町・枕崎ならではの船のイカリをモチーフにデザインされた外観が特徴的。山口長男、海老原喜之助、吉井淳二などの郷土ゆかりの作家の作品のほか、現代美術の全国公募展「風の芸術展」や国際公募展「枕崎国際芸術賞展」の絵画や彫刻を展示。
有村酒造 北緯27度線に浮かぶ鹿児島県最南端の地、与論島の蔵元が有村酒造。与論島はサンゴ礁の隆起でできた一年中温暖な南の小島で、島人の親父たちの御用達となっているのが、客人をもてなすための飲酒儀式「与論献奉」にかかせない島焼酎、奄美黒糖焼酎「島有泉」。黒糖のほのかな甘い香りと爽やかな飲み心地のこの焼酎は、まさに南の島の贈り物だ。ゆっくりゆっくり、島時間で味わいたい。20度(720ミリリットル)1320円。35度(720ミリリットル)1980円。
ゆんぬ・あーどぅる焼窯元 陶芸家の山田幸子氏が開いた窯。「ゆんぬ・あーどぅる焼」とは、島の言葉で与論赤土焼という意味。島の風土にこだわった陶器で、鉄分を多く含む島の赤土を使い、釉薬にも赤土、サトウキビ、ヤシ、ソテツなど島の自然を活用している。手びねり体験は2200円。10時、14時の2回で要予約。