田原製菓店 奄美大島で名物になっているみやげが黒糖かりんとう。ここは、これを製造・販売している店の一つだ。原料に使っている黒糖は、加計呂麻島産の厳選されたもののみ。昔ながらの素朴な甘みと歯ごたえがたまらない逸品で、名瀬市あたりからわざわざ買いにくる常連客も多いという。95g入りは1袋300円、185g入りは1袋500円と値段も手ごろ。できあがり時間は11時30分。古仁屋[こにや]地区の一部の商店やみやげ店でも手に入るので、ぜひ賞味したい。
水中観光船せと ダイバーでなくともサンゴ礁の海を満喫できるのが、古仁屋港から発着している半潜水式水中観光船。ピンクのクジラの形をした船が、抜群に透明な大島海峡に潜水し、サンゴや熱帯魚でいっぱいの水中を案内している。色鮮やかな熱帯魚の群が泳ぐ光景は、まるでおとぎ話のようだ。乗船時間は約35分。
カケロマドットコム リクエストに応じて最良のコースを考え、詳しい解説に楽しいトークを交えて案内する、加計呂麻島ガイドの寺本さん。島に魅せられてiターンし、ガイドを始めたというだけに、島の魅力にふれられると評判だ。島人からの信頼も厚いガイドぶり。まずは電話で相談を。
有村酒造 北緯27度線に浮かぶ鹿児島県最南端の地、与論島の蔵元が有村酒造。与論島はサンゴ礁の隆起でできた一年中温暖な南の小島で、島人の親父たちの御用達となっているのが、客人をもてなすための飲酒儀式「与論献奉」にかかせない島焼酎、奄美黒糖焼酎「島有泉」。黒糖のほのかな甘い香りと爽やかな飲み心地のこの焼酎は、まさに南の島の贈り物だ。ゆっくりゆっくり、島時間で味わいたい。20度(720ミリリットル)1320円。35度(720ミリリットル)1980円。
ゆんぬ・あーどぅる焼窯元 陶芸家の山田幸子氏が開いた窯。「ゆんぬ・あーどぅる焼」とは、島の言葉で与論赤土焼という意味。島の風土にこだわった陶器で、鉄分を多く含む島の赤土を使い、釉薬にも赤土、サトウキビ、ヤシ、ソテツなど島の自然を活用している。手びねり体験は2200円。10時、14時の2回で要予約。