神津島温泉保養センター 太平洋を望みつつ温泉を満喫できる海辺の高台にある日帰り入浴施設。サウナなどを備えた男女別の内風呂のほか、水着着用で入る3つの混浴露天風呂が自慢。目の前に広がる海を眺めながら入浴でき、開放感は抜群。夕暮れ時には太陽が水平線に姿を隠すさまも見ることができる。泉質はナトリウム-塩化物強塩泉で、肩こりや神経痛、腰痛などに効能があるとか。ラウンジや休憩室も備えられているので、湯上がりもゆっくりくつろげる。
神津島酒造 明治27年(1894)創業の蔵元。人気の盛若樫樽貯蔵は、まろやかで深い味わい。ワインの古樽で貯蔵した盛若「赤」「白」も好評で、それぞれ年間約2000本ずつの限定で販売。東京国税局長杯本格しょうちゅう鑑評会で何度も賞を受賞。島内の酒店で購入できる。
清水寺 鐘楼、水屋、観音堂が市の有形文化財に指定される古寺。鐘楼は天保13年(1842)建立とされ、入母屋造り、銅板葺きで、朱雀、青龍、白虎、玄武の彫刻がはめこまれ、中央に口径約72cmの鐘が吊られている。急階段を上がった先にある観音堂は、嘉永3年(1850)再建といわれ、軒唐破風の向拝が設けられ、彫刻装飾が多く施されており、幕末期の傾向をよく表しているという。
新田神社 東急電鉄多摩川線の武蔵新田駅から徒歩数分のところにある新田氏ゆかりの神社。正平13年(1358)に矢口の渡しで謀殺された新田義興(義貞の子)の御霊を鎮めるため、新田大明神として祀ったのが始まり。浄瑠璃・歌舞伎『神霊矢口渡』でも知られる、江戸中期の蘭学者・戯作者平賀源内が参拝し、境内の神聖な篠竹で作った厄除開運・邪気退散の「矢守」は、破魔矢の発祥とされている。
圓融寺 目黒区碑文谷の閑静な住宅街に位置する圓融寺。平安時代の仁寿3年(853)、慈覚大師による創建と伝えられる天台宗の古刹だ。広い境内には阿弥陀堂(本堂)、釈迦堂、仁王門などが立つ。国指定重要文化財である釈迦堂は、東京23区内最古とされる木造建築で、室町時代に建てられたもの。唐様建築に和様の美を取り入れた優美な様式に、入母屋造の美しい屋根の線を見せている。荘厳で静謐な境内は、思わず手を合わせたくなるような雰囲気が漂う。