長野県奈良井宿 松屋茶房 奈良井宿の町並みにある喫茶店。建物の造りはもちろん、店内に置かれた蔵出しの古民具などが年代の重みを感じさせてくれる。まぼろしのコーヒーとも称される、極上の珈琲豆トラジャ(インドネシア産)やマンデリンG1を、サイフォンを用いて注文ごとに淹れる特選珈琲や、約200年前の器で供される蔵出しぜんざいなどがおすすめだ。軒先のランプと赤い蛇の目傘が目印。
越後屋食堂 木曽路の味どころとして、そばや四季折々の山菜料理などの素朴な料理を伝える。石挽きの本格手打ちそばには定評がある。2枚重ねのざるそば1100円、素朴な丸形の五平餅350円など軽食のほか、その両方を同時に楽しめる越後屋定食1650円がおすすめ。
徳利屋郷土館茶房 江戸時代は脇本陣を務めた旅籠で、昭和初期まで旅館として営業。島崎藤村、幸田露伴も宿泊した。住居と客間を隔てていた中廊下に、旅籠当時の面影が偲ばれる。現在は食事処になっており、宿場当時の骨董壺や陶器類などの展示を見ながら食事ができる。特に黒ゴマ、山椒[さんしょう]味噌、和グルミの3色タレが付いた五平もち650円が評判。五平もちとざるそば、煮物、果物がセットになった五平もち定食1800円、そば1100円も人気。
やまぎり食堂 妻籠宿にある民家風の軽食店。木曽路を代表するおやつ、手作りの五平餅が味わえる。五平餅1本280円は香りの良さが自慢。クルミとゴマをベースに、砂糖・醤油で味を整えたタレがかかっている。夏期のトコロテン420円、わらびもち、くずもち各550円も充実。
茶房ゑびや 千本格子から風が通り抜ける広い座敷で、ゆっくり甘味が味わえる。栗餡しるこ830円や、栗入りのぜんざい550円が人気メニュー。抹茶と栗きんとんのセットは600円。暑い季節にはシャーベット状にした氷ぜんざい600円、口直しの漬け物が付く自家製のクリームあんみつ700円も好評だ。