旅館川長 明治25年(1892)創業の老舗旅館。地元の西浦海岸で育ったタコの料理が味わえる。タコのフルコース7020円(4名以上で要予約)は、紙鍋にくぐらせるタコのしゃぶしゃぶをはじめ、刺身・天ぷらなど、それぞれの部位に適した方法で料理した全10種類。タコ料理の他、淡路島の海鮮料理(冬はふぐ、夏はハモ等)もボリュームあり。
淡路ごちそう館 御食国 約14mの高い吹き抜けがロマンチックな大正期の紡績工場を利用した赤レンガのレストラン。こちらで注目したいのは、淡路牛バラと特産の肉厚淡路玉葱をやわらかく煮込み、仕上げに極上ロースを贅沢に敷き詰めたお肉が2層の絶品牛丼。
L’ISOLETTA 由良漁港から仕入れた鮮魚や、シェフが農家に出向きひとつひとつ吟味した淡路島の野菜、果物を使ったイタリアンが楽しめる。昔から「御食国」と呼ばれるほど、淡路は四季を通して豊かな食材の宝庫。「少しでも魅力を伝えたい」というシェフに好みを伝えると、味や素材の細かい要望にも応えてくれるのも嬉しいところ。予約で個室利用すれば、12歳以下でも入店可能。
中国料理 四川 「早い安い旨いがモットーの気取らない店だから、気軽に来ていただければ」と語るのは平田健太郎店主。おいしさの秘訣はずばり手作り。ラー油も自家製で、一味唐辛子4種、香辛料5種を油に加えて2時間半かけて沸かし、旨味と香りを閉じ込めているとか。四川麻婆豆腐と四川担々麺の2大看板は手間を惜しまぬ丁寧な仕事の賜物だ。
大黒屋 城崎駅前にある、大正時代創業の老舗。カニ味噌軍艦巻き1個入りのかににぎり2000円、かに寿司(ちらし)1700円などのすしのほか、かに丼1500円など、香住から直接仕入れる、とろけるように甘いカニを使った料理が手ごろな値段で楽しめる。シーズン中には行列ができるほど人気。各種寿司はテイクアウトOK。