
アクセス抜群で企業も人材も豊富 中京経済圏の中心都市で新たな市場を開拓する

名古屋圏は、東京圏、大阪圏と並ぶ三大経済圏の一つ。自動車や航空機、電子部品、工作機械など様々な製造業の大手企業が集まるエリアとして知られています。その中心都市である名古屋は人口230万人。名古屋駅の1日の乗降客数は100万人にも上り、名古屋圏の玄関口として大きな役割を果たしています。
名古屋には約8万社もの企業があり、その企業等の売上げ合計は約53兆円にも達するなど経済活動が活発に行われています。また、日本最大級の異業種交流展示会「メッセナゴヤ」を始めとする様々な産業展示会が活発に開催されており、新たなビジネスチャンスを探すのにも最適です。
日本の真ん中に位置している名古屋は、アクセスの良さが大きな特徴。新幹線を利用すれば、東京へは約90分、大阪へは約50分で移動できる好立地です。また、中部国際空港からは国内各地や、中国や東南アジア、欧米の主要都市への直行便が就航しているので、国内・海外ともに便利にアクセスできます。
ビジネスの観点で見ても、名古屋の立地は抜群。主要の高速道路や自動車専用道路などが整備されている上、日本一の取扱貨物量を誇る名古屋港があります。国内・国際の物流の一大拠点として大きな魅力を持っています。近い将来、リニア中央新幹線が開業すると、東京──名古屋──大阪の移動は1時間程度に短縮。名古屋の利便性や、経済における重要性はさらに向上することになります。
さらに、名古屋では企業の交流や共創をサポート。名古屋で培われたものづくりの技術や生産ノウハウと、世界のスタートアップ企業の革新的な技術やビジネスモデルが融合することで、イノベーションをリードする拠点になることを目指しています。

これらのことから、企業進出へのサポートも充実。名古屋に初めて事業所を開設する際や、本社オフィスや工場などを新増設する際、名古屋のインキュベーション施設に入居する際など、様々な企業や場面を対象にした補助金やサポート制度を展開しています。海外の企業の進出においては、公的な機関とのつながりを作ることができる良い機会にもなります。
人材に目を向けると、名古屋にある24の大学に、10万人を超える学生が在籍しているのが大きなメリット。学生の多くが近隣での就職を希望しているため、人材確保という面でアドバンテージがあります。また、起業家育成プロジェクトなど大学発のスタートアップにも力を入れ、公的機関と企業との連携による研究開発も推進中。人材確保と育成のどちらも叶うことで、優秀な人材を輩出できる環境が整っています。
子育てサポートが充実しているから家族も安心して生活できる
海外の企業が日本に進出する際に重要なのが、家族へのサポート。とくに子どもを取り巻く環境は大きな懸念点でしょう。名古屋では家族や子どもへのサポートも充実しています。
妊娠・出産時には、妊娠中緊急時に利用できるタクシー券や出産のお祝いなどのサポートがあります。出産後は大きなサポートの一つとして、子どもの医療費がゼロになります。乳幼児期から18歳までの子どもは、病院などで受診した医療費の自己負担分が助成されます。
また、名古屋では10年以上待機児童ゼロを継続中。保育機関の整備や人材確保に加え、地域子育て支援の拠点を100カ所以上構えています。
小学生・中学生・高校生向けには、就学における経済的な補助のほか、遊びや体験の場所を提供する放課後活動、子どもと保護者を支援するスクールカウンセラーの配置が実施されています。
さらに、名古屋独自の取り組みとして、キャリア教育を推進しており、学校内にキャリア教育の専門家が常勤し、多様な体験や人との出会いを通したキャリア形成を支援するなどの施策も行っています。

このように、名古屋市には子どもの成長段階やライフイベントに合わせた多彩なサポートが整備されています。