寒河江まつり 寒河江八幡宮の例大祭として歴史と伝統のある「寒河江まつり」が開催される。毎年9月15日を中心に、寒河江八幡宮社殿での厳かな神事をはじめ、山形県の無形民俗文化財に指定されている勇壮な行事「寒河江八幡宮流鏑馬」や寒河江八幡宮奴保存会による行列が練り歩く「奴町巡り」、小気味いい演奏で市街地を盛り上げる「臥龍太鼓町巡り」などが行われる。最終日の15日(日)には東北屈指の規模を誇る「神輿の祭典」によりフィナーレを飾る。
寒河江雛まつり 「料亭慈恩寺陣屋」では、大名家の雛を含む享保から現代までの逸品400体以上が展示され、食事処では、ひな膳・中華そば等を味わうことができる。「古澤酒造資料館」では、歴史ある造り酒屋でかつては紅花商人でもあった古澤家の雛などを鑑賞できるほか、酒造資料館の見学や試飲コーナーも楽しめる。「寒河江八幡宮参集殿」では、御殿飾りや段飾り、また江戸時代から現代までの時代折々のお顔の良いお雛様を150体ほど展示。ねこさがしが同時開催され、正解者には粗品がプレゼントされる。
酒田雛街道 かつて江戸や大坂との交易で賑わった酒田には、由緒ある雛人形が数多く残され、大切に保存されてきた。これらの雛人形や、江戸末期から地元に伝わる素朴な「鵜渡川原[うどがわら]人形」、さまざまな飾り物に幸せの願いをこめた「傘福」などが市内の観光施設で展示される。さらに、期間中は市内飲食店で、ひな膳・ひなランチ・雛スイーツを楽しめる。散策に役立つ雛街道パンフレットは、観光案内所・観光施設・各展示場にて配布されている。
祈年祭 この祭で見られる黒川能は全国的に有名で、春日神社の神事能として氏子たちの手によって、500年以上もの間、守り伝えられてきたもの。神事、能二番、狂言一番が行われ、観能には1人5000円の玉串料が必要となる。