新山神社 裸まいり 江戸後期に始まった修験行者の荒行が形を変えて伝承されて来たといわれる新山神社の小正月の行事。白鉢巻きに、白腹巻き、白足袋にわらじ履きの若者たちが、日本海から吹き上げる烈風と寒気の中、川で水垢離をしたのち、酒樽や鏡餅などの奉納品を持って隊列を組み、標高148mの東山山頂の神社目指して約2kmの参道を駆け上がる。法螺貝と悪霊を打ち払うという意味がある「ジョヤサ、ジョヤサ」の掛け声が勇ましく、辿り着いた神社で五穀豊穣、家内安全などを祈願。例年、裸まいりの参加者で境内は熱気に包まれる。
鎮火祭(ジャジャシコ祭り) 火伏せの祭り(鎮火祭)。扇田神明社で鎮火祭の神事を行ったのち、錫杖を持った火消し組(消防団員)を先頭に、太鼓・法螺貝を鳴らしながら町内各家々回ってお祓いをし、屋根に水をかけて無火災を祈る。
御味噌埋式(東湖八坂神社の統人行事) 東湖八坂神社祭統人行事の一つ。2つの桶に詰めた味噌を境内の御味噌埋場の地下約3mに埋める。参加者に豆の粉おにぎりが振る舞われる。一年間にわたる諸祭事が統人によって執り行われる。
横手の雪まつり かまくら 横手の「かまくら」は約450年以上の歴史をもつ、小正月に行う詩情豊かな民俗行事。雪の山をくり貫いて雪室をつくり、奥に水神様を祀り、お神酒、甘酒、お餅などを供える。期間中は約60基の大きなかまくらと無数のミニかまくらに灯がともり、まちを彩る。 画像提供:一般社団法人横手市観光協会