
田村神社 厄除大祭(田村まつり)
征夷大将軍・坂上田村麻呂[さかのうえたむらまろ]を祀る田村神社の平安時代初期から行われている祭り。弘仁3年(812)の凶作によって疫病が流行した際、嵯峨天皇が坂上田村麻呂の霊験によって災厄を祓うよう勅命を発し、この勅命により三日三晩にわたる祈祷が行われ、災い事が収まったことに起源をもつ。大祭では、厄除け祈祷や坂上田村麻呂からのお告げを受けた「厄豆落し」が行われる。境内に流れる御手洗川の橋上から、節分の福豆を自分の歳の数だけ流すことで厄が落ちるとされるもので、参詣者に人気となっている。