
つくばみらいの綱火(高岡流)
毎年8月下旬に高岡愛宕神社に火難と病難除け・家内安全・五穀豊穰を祈願し奉納される。「繰り込み」という行事から始まり、手筒の花火によって神社は燃えんばかりの火の中に包まれる。この行事を中止すると地域に大きな不幸が起こるといわれ、今なお続けられている。高岡流綱火の起こりは、江戸時代の初頭とされており、鎮守の祭りの時に大樹から赤と黒の蜘蛛が舞い降り巣を作る様から、村人が創作したと伝えられている。火薬の配合や技術などは秘伝とされ、現在「高岡流綱火更進団」が伝統を守り続けている。