静岡県浜松市にある「浜松城（はままつじょう）」は徳川家康ゆかりの城。天守閣からは浜松市街を一望し、晴れた日には浜名湖や遠く富士山まで見渡せます。周辺は自然豊かな公園として整備されており、四季折々の風景と歴史に包まれながらリフレッシュできます。
浜松城公園は浜松市街の中心にある広々とした公園で、浜松市役所に隣接する浜松のシンボル。観光客のほか、散歩やジョギングを楽しむ市民もたくさん訪れる憩いの場となっています。
アクセスは、JR浜松駅北口からバスで5分、徒歩でも20分ほどで着きます。車の場合は、東名高速道路浜松ICまたは浜松西ICから約30分です。
浜松城公園には、浜松城を中心に日本庭園、芝生広場、美術館、茶室などがあり、1周930mのウォーキングコースも整備されています。
浜松城の周りを囲むように桜が咲き誇り、毎年3月下旬から4月上旬頃にさくらまつりが開催されます。
キッチンカーや露店によるグルメのほか、天守閣では期間限定の「さくらの御城印」も登場。夜のライトアップもステキなんですよ！
浜松城は、元亀元年（1570）に徳川家康の命により築城。家康は29～45歳までの17年間を浜松城で過ごし、その後の城主も次々と幕府の要職についたことから「出世城」とも呼ばれています。
天守門の東側、本丸跡地の一角に、若き日の徳川家康公像があります。家康といえば恰幅のいい晩年のイメージが強いので、若いころのシュッとした姿は新鮮です。
右手には縁起の良い「勝草」と呼ばれるシダの葉を持っています。シダは長寿や子孫繁栄を祈願する意味も込められ、家康の兜にも使われています。
天守閣の1階では、凛々しくて勇ましい等身大の家康公像がお出迎え。シワや毛穴までも再現されたリアルな姿は必見です。映像では、武田信玄と激闘を繰り広げた「三方ヶ原の合戦」を紹介しています。
2階では、浜松城と城下町の変遷をジオラマとプロジェクションマッピングを用いて紹介。浜松城に関する出土品や武具なども展示されています。
3階の天井はゴージャスな金色で、徳川家をはじめ歴代城主の家紋がズラリ。
展望台からは浜松の景色をぐるりと一望。晴れた日には富士山が見えることも！
地下1階には、直径1.3m、深さ1mの井戸があります。浜松城には10本の井戸があったといわれ、籠城の時にはこれで水を確保していたのだそう。
天守閣1階の売店では、トートバッグやマスキングテープなど、たくさんのオリジナルグッズが並びます。浜松城の登城記念には、「御城印」1枚300円や「オリジナル御城印帳」各2300円がおすすめです。
浜松城の大きな特徴といえば、石垣の「野面（のづら）積み」。自然のままの石を組み合わせて積み上げる方法で、隙間に小石や砂利を詰めてあるため頑丈で水はけも良いそう。戦国時代そのままの姿を残しているなんて、歴史ロマンを感じますね。 そしてなんと、この石垣にはハートの形をした石が2つあり、縁起の良いスポットとしてひそかな人気に。400年連れ添った「夫婦ハートの石」といわれているそう。
また、浜松城公園内の日本庭園南門付近にもハートの石があるので、現地を訪れたらぜひ探してみてくださいね。
住所：静岡県浜松市中央区元城町100-2
TEL：053-453-3872
時間：8時30分～16時30分（入城は～16時20分）
폐쇄: 폐쇄 없음
料金：入城料大人200円、中学生以下・70歳以上無料
浜松城公園は、天守閣以外にも見どころがたくさんあります。
風情たっぷりの日本庭園は、ちょっとしたリフレッシュにぴったり。大きな池を中心に滝や石などで名勝を表現した回遊式庭園で、あずまやで休憩しながらゆっくり散策できます。 季節ごとにさまざまな花が咲き誇り、晩冬の梅や春爛漫の桜、秋は鮮やかな紅葉の名所となっています。
街中にありながら、自然に囲まれてのんびり過ごせる浜松城公園。徳川家康の出世パワーをもらいつつ、趣ある風景に癒やされてくださいね。
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