
東京駅八重洲口直結の「YANMAR TOKYO」はお米を中心とした食文化の魅力を発信する複合施設。お米の過去、現在、未来を学べる「ヤンマー米ギャラリー」やお米と楽しむイタリアン「ASTERISCO(アステリスコ)」など、さまざまな店舗が集結しています。桜の花びらが幾重にも重なったアートワークもみどころの一つ。どんな体験ができるのか詳しくご紹介します!
人と未来を育む「HANASAKA(ハナサカ)」をコンセプトにした「YANMAR TOKYO」

東京駅八重洲口直結の「YANMAR TOKYO」は産業機械メーカーのヤンマーホールディングス株式会社が手がけており、地下1階から2階までのスペースに体験型のギャラリーやレストランなどさまざまな施設が入っています。「人の可能性を信じ、挑戦を後押しする」というヤンマーの価値観「HANASAKA」のコンセプトに沿った魅力的なスポットばかり。

まず注目したいのが地下1階から2階の吹き抜けに華やかにふりそそぐ大量の桜の花。地下1階のイベントスペース「HANASAKA SQUARE」では、あらゆる人の新しい可能性が未来に向けて満開に咲き誇るイメージを表現したアートワークなど、クリエイティブディレクターの佐藤可士和氏監修の開放的な空間を楽しむことができます。

桜の花びらは和紙や光沢のある素材で作られており、風に吹かれてキラキラと美しく輝いていました。地下1階、1階、2階と見る場所によって印象が変わる美しいアートに癒やされてくださいね。
1階「ヤンマー米ギャラリー」で楽しみながら歴史や魅力を知る

毎日と言っていいほど口にするお米。その魅力を再発見できるのが1階にある「ヤンマー米ギャラリー」です。最新の技術を使ったゲーム感覚で楽しめるコンテンツが盛りだくさんですよ。

「お米の性格診断」コーナーでは複数の質問に答えるだけで自分の性格に合ったお米の品種を知ることができます。

「お米と性格関係あるの?」と疑問に思いながらも結果を見ると、確かに!と当てはまることが多くて驚きです。ほかのお米との相性やそれぞれの特徴も見ることができるので、自分の知らない品種との出合いにもつながります。意外と知らない品種が多く、夢中になって学ぶことができました。最後にはQRコードが表示されるので、結果をスマホで読み込むことも可能です。

建物の外からもひときわ目を引くトラクターはお米作りに大切な耕うん作業に使用される最新モデル。直進アシストといったICT技術を搭載し、力仕事の多い農作業の管理や作業の効率化を手助けします。トラクターの上には稲藁で作られたヤンマーのロゴが掲げられています。

ほかにも、サイコロ型のオブジェを使って米作りの際の問題とその解決方法を一致させる「お米作りの知識」コーナーや、世界各国のお米料理の作り方や豆知識を知ることができる「お米の料理MAP」など、充実したコンテンツばかり!

5面並んだマルチディスプレイでは、3000年以上前から近未来まで米作りがどう発展してきたかがわかる動画を上映しています。
茅葺き職人の相良育弥(さがらいくや)氏とコラボレーションし、稲藁を使用してデザインされた空間はどこか懐かしい雰囲気。一方でひとつひとつのコンテンツの動画や画面操作は夢中になるように作り込まれており、新しい体験施設の魅力を感じることができました。
■ヤンマー米ギャラリー(やんまーこめぎゃらりー)
営業時間:10~19時
定休日:月曜(月曜が祝日の場合は開館し、翌平日が休館)
入場料:無料
URL:https://www.yanmar.com/jp/komegallery/

また、入り口付近にあるカフェ「YANMAR CAFE」では、日本酒アイスクリームや産地や製法にこだわったノンアルコールの甘酒などを販売しています。イートインスペースも設けられており、ほっとひと息つきながら、お米の新しい魅力に触れる特別な時間を過ごすことができます。
■YANMAR CAFE(やんまーかふぇ)
営業時間:10~17時
定休日:ヤンマー米ギャラリーの休館日に準ずる
URL:https://www.yanmar.com/jp/komegallery/yanmarcafe/
1階 日本酒アイスやワインのように楽しむお米、初めての出合いがたくさん!

1階のみどころはまだまだあります!日本初の日本酒アイスクリーム専門店「SAKEICE Tokyo Shop」では約10種類のアイスを販売中。定番の「日本酒アイス」のほか「男山(おとこやま)アイス」、「井乃頭(いのかしら)純米」など、さまざまな日本酒とアイスを掛け合わせた商品をいただくことができます。アイスに使われた日本酒を実際に購入することも可能です。

もちろんお酒が苦手な方も楽しめますよ。今回はお酒の入っていないお米のアイス「リ・オレ」をいただきました。お米の粒がそのまま入っているため、ぷちぷちとした食感が楽しめます。濃厚なバニラアイスとの相性は抜群。新感覚のアイスでした。
価格は統一で、シングルが600円、ダブルが800円、トリプルが900円。いろんな味を一度に楽しめるのがうれしいですね!お酒やアイスの種類は随時入れ替わるとのことで、ぜひ定期的にチェックしてみてください。
■SAKEICE Tokyo Shop(さけあいす とうきょう しょっぷ)
営業時間:11~20時
定休日:無休
URL:https://sakeice.jp/
地下1階 おいしいお弁当とともにくつろげる優美な空間

東京駅のヤエチカにつながる地下は、誰でも自由に使えるフリースペース「HANASAKA SQUARE」です。桜と緑のアートワークを頭上に眺められる広々とした空間は、東京駅にいるとは思えないくらい静かで落ち着いています。

その向かいにあるのはお弁当屋さんの「海苔弁 八重八」。厳選したお米を羽釜で炊き上げ、海苔は三河湾産の「一番摘海苔」と「青のり」を合わせた「青混ぜ海苔」を使用。さらに麹を生かした副菜が、ごはんと海苔のおいしさをますます引き立てています。

毎日お昼にはビジネスマンで賑わうそう。お米のプロが厳選して炊いたご飯は毎日食べたくなるほどおいしく、体に優しい要素が詰まっています。
■海苔弁 八重八(のりべん やえはち)
営業時間:11~20時
定休日:不定休
TEL:03-3277-6888

さらに「HANASAKA STAND」は「HANASAKA」を体現する人やその活動を映像や展示物を通じて体感できます。
2階 「ASTERISCO」で新たな食と出合う

2階にある「ASTERISCO(アステリコ)」はお米と楽しむイタリアンレストラン。肉、魚、野菜の旨味を閉じ込めたお米のスペシャリテをはじめ、日本各地の旬の食材を使ったメニューを味わえます。

おすすめのひとつが「ホワイト卵とトリュフのリゾット」3300円。お米を食べて育った鶏の卵はスッキリとした味わいながらも濃厚なリゾットと絡み、お米の美味しさと旨味をしっかり感じることができる一品です。※ランチ・ディナーの一部コースで提供

デザートもお米づくし!ディナータイム限定のデザートでおすすめなのは「お米のティラミス」1000円。北海道産のマスカルポーネチーズと米焼酎を使用した、ここでしか味わえないテイストが魅力です。生地のふわふわ食感とトッピングのライスパフのサクサク食感が楽しめる1品。米焼酎の風味が香る大人のティラミスです。
■ASTERISCO(あすてりすこ)
営業時間:ランチ 11時30分〜15時30分(14時30分LO)、ディナー17時30分〜22時30分(21時30分LO)
定休日:不定休
TEL:03-3277-6606
食事も体験も買い物も楽しめる「YANMAR TOKYO」。全体を回ることで新たな食の魅力やアイテムを発見できること間違いなしの施設です。この夏の思い出作りにぜひ足を運んでみてくださいね!
◾️YANMAR TOKYO(やんまーとうきょう)
住所:東京都中央区八重洲2-1-1
TEL:なし
営業時間:各店舗による
定休日:不定休(各店舗による)
アクセス:東京駅八重洲口直結