菊池渓谷 阿蘇の外輪山から湧き出した伏流水が瀬となって流れ、自然のままの森が変化に富んだ風景を造り出した九州随一の景勝地。その流れは「日本の名水百選」に数えられ、渓谷内には絶景スポットが点在している。夏は天然クーラーと称され、秋の紅葉、春の新緑など四季を通じて訪れる人々の心をなごませてくれる。
木立ちの中の宿 清流荘 清流迫間川のほとりに立つ菊池温泉の宿・清流荘で、日帰り入浴が可能だ。なめらかで湯量豊富な良泉は、清流を見下ろしながら入れる露天風呂「ほたるの湯」や、岩風呂の内湯のほか、それぞれ雰囲気の異なる造りで好評の12棟ある貸切家族風呂「湯の倉」で楽しめる。
公衆浴場 城乃井温泉 菊池温泉にある旅館城乃井に併設された、公衆浴場としても利用される温泉施設。肌にやさしいアルカリ性単純温泉が浴槽に満ちる。貸切風呂や家族風呂も利用できる。公衆浴場には石けんやシャンプーなどの設置はないため、マイアメニティを持参した方がよい(販売あり)。
城山公園 天草市街西方の小高い丘にある、別名「殉教公園」とも呼ばれる公園。江戸時代初期の寛永14年(1637)に起こった島原・天草一揆の戦没者をまつる「殉教戦千人塚」や、島原・天草一揆で使用された武器や国指定重要文化財の天草四郎陣中旗などを展示する「天草キリシタン館」などがある。桜の咲く時期には、多くの花見客で賑わう。
明徳寺 天草の乱後、江戸三代将軍家光の命により、キリスト教の禁圧を目的に天草で最初に建てられた禅寺。石段には小さい十字が刻まれていて、それを踏まないと入れないような工夫も、禁圧の厳しさを感じさせる。石段の入口に立つ異人地蔵は彫りが深く、文字通り異人の顔をしている。
からくり時計 人吉駅前にある、人吉城天守閣をイメージして作られたからくり時計。9~18時(11~2月は~17時)の間は毎時約3分間作動する。人吉の民謡や臼太鼓踊りの楽しい雰囲気につられて、相良の御殿様が庄屋どんの姿になりすまし、城下町におりてきて人吉温泉や球磨焼酎を楽しむユーモラスなストーリーになっている。