むかし下津井回船問屋 北前船の回船問屋、高松屋(中西家)の母屋やニシン蔵などを復元した文化施設。江戸後期から明治期の暮らしを再現し母屋では実際に使われていた道具類を展示。中庭を囲んで観光ポイントをビデオ等で紹介するいんふぉめーしょん館や蔵造りのみやげ物店、瀬戸内の味を楽しめる食事処などがある。所要40分。下津井地区には本館(むかし下津井回船問屋)をはじめ5点の構成文化財が日本遺産に登録されている(下津井町並み保存地区、母屋魚蔵(むかし下津井回船問屋)、下津井節祇園、神社の奉納物、下津井祇園文書)。日本遺産の町「下津井」をぜひ。
下津井の町並み 江戸時代に北前船が寄港し、讃岐金比羅参りの旅人で賑わった港町の風情を今も色濃く残している。海の守り神として崇められてきた祇園神社から吹上漁港にかけての旧街道沿いは、町並み保存地区に指定されており、回船問屋の建物を復元した「むかし下津井回船問屋」をはじめとして、なまこ壁のニシン蔵や格子窓の商家、玉垣などに往時の面影を見ることができる。平成29年(2017)3月公開のアニメ映画『ひるね姫』の舞台となり、注目を集めている。
飛島 大飛島[おおびしま]と小飛島[こびしま]からなる飛島。大飛島では、奈良時代から平安時代にかけての祭礼遺跡が発見され、水晶球や小壷、皇朝銭、土師器[はじき]など多数の奉献品が出土した(出土品は笠岡市立郷土館に収蔵・展示)。磯釣り客も多く、夏には海水浴客で賑わっている。
佐藤玉雲堂 約180年続く和菓子の老舗。豊臣秀吉に献上したといわれる、伝統の味・矢掛柚べし1本432円が名物。ほのかなユズの風味がする。ユズの中味をくり抜き、中に柚べしを詰めた丸柚べしは1個1000円~。すべて家伝の製法で手作りしている。
やかげ郷土美術館 赤松を使い、伝統工法で建築された町屋風美術館。矢掛出身の書家・田中塊堂[たなかかいどう]の『春水』[はるのみず]『賀歌』[がのうた]、洋画家・佐藤一章[さとういっしょう]『霧の朝』、『残雪の駒ケ岳』などの作品や宿場町関係の郷土資料を展示。高さ16mの水見櫓は、美術館のシンボルとなっており、最上階からは町並みを見渡すことができる。所要30分。