津波遺構 たろう観光ホテル 東日本大震災の影響で甚大な被害が出た田老地区。その田老地区に建つ6階建ての「たろう観光ホテル」は、国の支援を受ける津波遺構に認定された建物。2階部分までは鉄骨がむき出しになり、高さ約17mという津波の恐ろしさを物語っている。宮古観光文化交流協会は「学ぶ防災ガイド」(要予約)として防潮堤見学後、「たろう観光ホテル」でこのホテルからオーナーが撮影した津波のDVDを観賞することができる。
日出島 浄土ケ浜の北方、約1km沖にある。周囲約1.8kmの断崖絶壁に囲まれ赤松や広葉樹に覆われた無人島で、国天然記念物。一番先に朝日が見えることから由来。希少なクロコシジロウミツバメの東半球最北端の繁殖地であり、島に見られる地層は約1億年前の白亜紀頃のもので「宮古層」と呼ばれ、化石の宝庫でもあり発掘されたアンモナイトの化石は国立科学博物館に展示されている。
焼走りの湯 アウトドア施設が充実した、岩手山焼走り国際交流村の管理棟の役割を担う建物。明るく開放感がある和風と洋風の大浴場があり、和風の浴槽の壁には岩手山の熔岩が配されている。週ごとの男女入替え制。和室と洋室の広間や個室(1時間1100円・税別)で休憩可。食堂では、杜仲茶豚など地元食材の料理が味わえる。山ぶどうソフト450円も人気。
岩手山焼走り国際交流村 焼走り熔岩流の近くに広がるアウトドアスポット。林間に24棟が点在するキャビン村、40サイトのオートキャンプ場(普通車4000円~)、アカマツ林に囲まれたキャンプ場(1泊・日帰り1人500円)。日帰りBBQはオートキャンプサイトのみで可能。八幡平の雄大な自然が満喫できる。本格的な天文台の岩手山銀河ステーション(料金:入館310円。時間:19~21時。隔週土曜開館。閉館日等の詳細は要問合せ)や大浴場もある。
焼走り熔岩流 岩手山北東斜面の標高1200m付近に、幅1.5km・長さ約4kmにわたって広がる溶岩流。一帯には溶岩流観察路が整備され、間近で見ることができる。ゴツゴツとした黒い岩は、江戸時代の噴火で流れ出したマグマが冷えて固まったもの。噴火の激しさを物語っている。保存状態がよく、当時の噴火時間の記録が残るなど学術的にも貴重。国の特別天然記念物に指定されているため、溶岩の持ち出しは禁止なので注意しよう。