古梅園 史跡九戸城跡の東側に位置する古梅児童公園内にあり、二戸市ゆかりの作家・渡辺喜恵子の小説『南部九戸落城』にも登場する梅の名所。ここは南部氏の家臣・九戸政実の庭園跡と伝わる地で、梅の木は樹齢約400年の老梅の木が1本のみで、高さ約5m。根元から3本の幹に分かれ、例年4月中旬に開花。梅の花は、芳香が強く、淡紅色の6弁の花びらを付けることから「六弁[ろくぶ]の梅」とも呼ばれている。石碑と案内板が設置されており、石碑には、江戸末期の私塾「会輔社」の創設者・小保内定安が詠んだ古歌が刻まれている。
カシオペアメッセ・なにゃーと 東北新幹線二戸駅舎に隣接する二戸広域観光物産センター。1階の物産センターは青森・秋田・岩手の各県の特産品を販売。2階のレストランでは、二戸産食材を使用した料理が味わえる。また、3階コワーキングスペースやパーゴラデッキがあり、子ども連れからビジネスマンまで利用できるスペースが充実している。
巖手屋 二戸本店 昭和23年(1948)創業の、素朴で風味豊かな南部せんべいの専門店。パリッとした歯ごたえとごまの香ばしさが人気の二度焼胡麻せんべい10枚入り1袋540円。ほかにも、林檎の香りがさわやかな、りんごせんべい6枚入り1袋540円など、さまざまに工夫されたせんべいが店内いっぱいに並ぶ。イカの珍味がのったいかせんべい6枚入り1袋540円は、くせになる味わいで酒のつまみにも最適。おおば比呂司氏のほのぼのとした絵が描かれたパッケージも好評で、ファンが多い。
不動の滝 日本の滝百選、岩手の名水二十選にも選定されている名滝。桜松神社の境内奥にあり、大杉の林を縫うように続く参道が神秘的な雰囲気を漂わせる。境内の「縁結びの木」が恋愛パワースポットとして話題に。高さ15mから流れ落ちる滝の中ほどには、名前の由来である石彫の不動尊が安置されている。