山本不動尊 棚倉駅の南西6km。大同2年(807)弘法大師が東北行脚中、悪鬼退治のため護摩壇を築いたのに始まる。渓谷に沿った樹齢100年以上の杉並木を抜けると、130段の石段が見えてくる。登りつめると巨岩の洞窟の中に本尊が安置された霊場がある。
棚倉城跡(亀ケ城公園) 寛永2年(1625)に棚倉藩2代藩主 丹羽長重が築いた城の跡。現在は石垣やお堀、土塁を残し公園として整備されている。春にはサクラやツツジが咲き、秋には色彩やかな紅葉を楽しむことができる。平成31年(2019)に国史跡に指定された。
松本家 文政2年(1819)創業。厳選した北海道産の小豆を使い、昔ながらの製法でつくる手作りの羊かんを販売している。水ようかんは5本入970円~、湯の花ようかんは5本入720円~。東山温泉に泊まったら、松本家の羊羹を買って帰るのが地元の方の定番。
天寧寺 新選組が京都守護職の松平容保のもとで市中取締りに尽力したことにちなみ、近藤勇の墓が立つ。墓には彼の遺髪や骨が納められているといわれる。土方歳三が藩主・容保公に願い出、会津藩の手により建立されたものである。隣には土方の戒名を刻んだ慰霊碑が立っている。