日立市鵜来来の湯十王 人気抜群の国民宿舎鵜の岬に隣接して建つ日帰り温泉施設。伊師浜の海岸美を見下ろす高台に建つひときわモダンな建物が印象的だ。浴場は3階にあり、大浴場はジェットや気泡装置を仕込んだ広々とした大浴槽とサウナ、外に太平洋を一望する露天風呂がある。畳と絨毯敷きの食事処兼大広間など、休憩施設も万全。十王ダムカレーも好評。食事のみの利用も可(繁忙期を除く)。
弘経寺 応永21年(1414)創建と伝えられる、浄土宗の名刹。十代目の了学上人に徳川家康の孫嬢千姫が深く帰依し、菩提寺と定めたところから、徳川家から本堂や鐘楼(現在再建設備中で見ることはできない)などの再建に多大な寄進がなされた。江戸時代初期の寺院建築の粋を極めた本堂平成19年(2007)改修をはじめ、仏具や調度に徳川幕府の威光が感じられる。本堂左手には千姫の墓がある。
称名寺 浄土真宗本願寺派の寺院。評定衆として幕府にも参加した結城家初代・朝光が、親鸞の高弟・真仏を招き開基。寺号の稱名寺とは、朝光が出家して親鸞に賜った法名に由来するという。親鸞の直筆といわれる「往生要集」の断簡、朝光肖像画や木像、御霊屋門、二条門など数々の文化財を所蔵。大きな銀杏の木と親鸞聖人の銅像がある境内の奥には、初代朝光から四代時広までの墓がある。