やさと温泉ゆりの郷 筑波山を望むのどかな田園地帯にある日帰り温泉施設。浴場は、ドライサウナ付きの「万葉の湯」とミストサウナ付きの「真秀の湯」があり、男女日替わり交代制。露天風呂は田園風景が開ける真秀の湯が岩造り、筑波山を望む万葉の湯が石造り。首都圏の農産物を賄うJAやさとの運営で、食事処「紫峰」では、特産の野菜を使った料理も楽しめる。物産館に並ぶ地場産品の品数も豊富。隣接してイチゴ狩りのできるハウスは、高設栽培でかがむことなく楽しめ通路も広々。
高野菓子店 明治時代の創業という老舗菓子舗。名物は常陸国分寺の名鐘をモチーフにした釣鐘最中130円。やや細長い鐘の形をした最中は、白い皮がこし餡、茶色の皮がつぶし餡。北海道産の良質な小豆を使った餡があっさりとした風味であとをひく。石岡ゆかりの都都逸[どどいつ]の創始者・扇歌にちなんだ三味線の胴をかたどった菓子・扇歌120円もある。
弘経寺 応永21年(1414)創建と伝えられる、浄土宗の名刹。十代目の了学上人に徳川家康の孫嬢千姫が深く帰依し、菩提寺と定めたところから、徳川家から本堂や鐘楼(現在再建設備中で見ることはできない)などの再建に多大な寄進がなされた。江戸時代初期の寺院建築の粋を極めた本堂平成19年(2007)改修をはじめ、仏具や調度に徳川幕府の威光が感じられる。本堂左手には千姫の墓がある。
称名寺 浄土真宗本願寺派の寺院。評定衆として幕府にも参加した結城家初代・朝光が、親鸞の高弟・真仏を招き開基。寺号の稱名寺とは、朝光が出家して親鸞に賜った法名に由来するという。親鸞の直筆といわれる「往生要集」の断簡、朝光肖像画や木像、御霊屋門、二条門など数々の文化財を所蔵。大きな銀杏の木と親鸞聖人の銅像がある境内の奥には、初代朝光から四代時広までの墓がある。