涸沼ヨットハーバー 恵まれた自然環境と共存している会員制のマリーナ。涸沼は水戸市の南に位置する関東唯一の汽水湖でラムサール条約に登録され、シジミの漁場やヒヌマイトトンボなど希少動植物の生息場所にもなっている。穏やかな湖面はヨット・クルージングに適しており、ハゼやシーバスが釣れることでも知られている。また海では、一年を通して四季折々のフィッシングが楽しめる。
とっぷ・さんて大洋 鹿島灘の海岸沿い、南国的風土に恵まれた鉾田市の一角に開設された健康増進を目的とした温泉施設。建物は円形の回廊を配した凝った造りで、海が見える開放的な露天風呂とガラス張りの休憩コーナーがあり、リゾート気分が満喫できる。大浴場には2つの浴槽を備え、泉質は黄褐色のナトリウム-塩化物強塩温泉。ほかに25m×4コースの水着着用の温水プールやトレーニングルームなどもあり、リフレッシュ効果満点の施設だ。
弘経寺 応永21年(1414)創建と伝えられる、浄土宗の名刹。十代目の了学上人に徳川家康の孫嬢千姫が深く帰依し、菩提寺と定めたところから、徳川家から本堂や鐘楼(現在再建設備中で見ることはできない)などの再建に多大な寄進がなされた。江戸時代初期の寺院建築の粋を極めた本堂平成19年(2007)改修をはじめ、仏具や調度に徳川幕府の威光が感じられる。本堂左手には千姫の墓がある。
称名寺 浄土真宗本願寺派の寺院。評定衆として幕府にも参加した結城家初代・朝光が、親鸞の高弟・真仏を招き開基。寺号の稱名寺とは、朝光が出家して親鸞に賜った法名に由来するという。親鸞の直筆といわれる「往生要集」の断簡、朝光肖像画や木像、御霊屋門、二条門など数々の文化財を所蔵。大きな銀杏の木と親鸞聖人の銅像がある境内の奥には、初代朝光から四代時広までの墓がある。