市原湖畔美術館 自然環境に恵まれた高滝湖の湖畔に立つ美術館。平成7年(1995)に建てられた展示施設をリノベーションしたもので、回遊性の高いユニークな骨格と自然豊かなロケーションを生かし、食や遊びを楽しむことができるプログラムを屋外でも展開している。常設展示室では展示の入れ替えを年に4回行い、市原市収蔵作品の中から銅版画家・深沢幸雄の作品を中心に展示。国内外の現代アートを中心としたユニークな展覧会、大人から子供まで楽しめるワークショップやイベントも開催する。
立國寺(出世観音) 養老渓谷駅から、宝衛橋、白鳥橋の2つの橋を渡って、観音橋に到着。太鼓橋がふたつ連なる朱塗りの橋で、歩いてみるとかなりの勾配を感じられる。出世観音は正式名称は立國寺。石橋山合戦に破れた源頼朝が観音様に願を懸けた場所と伝わる。
諏訪神社 大神惟季が下総国大須賀荘領主を任ぜられた際、領内鎮護の神として信濃国諏訪大社より勧請。その後、産業開拓の神・知徳の神として、近年は進学の神として尊崇されてきた。現在の本殿は1853年(嘉永6)造営のもので、毎年10月に行われる例大祭「佐原の大祭(秋祭り)」は国の重要無形民俗文化財に指定されている。
大聖寺 波切[なみきり]不動とよばれ大漁祈願や海難除けに漁民の厚い信仰を集めている天台宗の寺。本尊の不動明王は、鎌倉時代中期、この地の漁師の妻が海中から拾い上げ、ここに安置したと伝えられている。不動明王を安置する茅葺き屋根の不動堂は、国の重要文化財に指定されており、室町時代の建立と推定されている。
めがね橋 白浜町滝口の長尾川下流にかかる、石積み工法の洋式三重橋。3つのアーチがあるので本当はメガネではないが、川面に移る姿からめがね橋とよばれるようになった。橋は明治21年(1888)に、村民の寄付399円40銭で建設された。架設以前は川を歩いて渡っていたという。関東大震災にも壊れることなく、戦時中は戦車が通ったという頑丈な橋だ。昭和52年(1977)と平成5年(1993)に補修工事が行われ、建設当時の姿を留めている。県指定有形文化財。日本の名橋百選。