ながら温泉 長柄町役場に隣接し、町民以外も利用できる温泉施設が長柄町福祉センター館内にある。いたってシンプルな男女別の内湯のみだが、ナトリウム-炭酸水素塩冷鉱泉の真っ黒な湯は、成分の濃さを実感させてくれる。大広間もあるので、地元の人たちとのんびりくつろぐのもいい。
道の駅 ながら 朝どりの新鮮野菜を中心に、季節の農産物を販売している直売所がメイン施設で、トマト・原木椎茸・太巻寿しも評判。長柄ダムもすぐそば。周遊ハイキングコースも整備されており、四季折々の自然が楽しめる。特に春には約3300本の桜を愛でに多くの人が訪れる。夏は昆虫ドームが家族連れに大人気。周辺には史跡長柄横穴群、国の重要文化財である飯尾寺の木造不動明王坐像・眼蔵寺の梵鐘がある。
諏訪神社 大神惟季が下総国大須賀荘領主を任ぜられた際、領内鎮護の神として信濃国諏訪大社より勧請。その後、産業開拓の神・知徳の神として、近年は進学の神として尊崇されてきた。現在の本殿は1853年(嘉永6)造営のもので、毎年10月に行われる例大祭「佐原の大祭(秋祭り)」は国の重要無形民俗文化財に指定されている。
大聖寺 波切[なみきり]不動とよばれ大漁祈願や海難除けに漁民の厚い信仰を集めている天台宗の寺。本尊の不動明王は、鎌倉時代中期、この地の漁師の妻が海中から拾い上げ、ここに安置したと伝えられている。不動明王を安置する茅葺き屋根の不動堂は、国の重要文化財に指定されており、室町時代の建立と推定されている。
めがね橋 白浜町滝口の長尾川下流にかかる、石積み工法の洋式三重橋。3つのアーチがあるので本当はメガネではないが、川面に移る姿からめがね橋とよばれるようになった。橋は明治21年(1888)に、村民の寄付399円40銭で建設された。架設以前は川を歩いて渡っていたという。関東大震災にも壊れることなく、戦時中は戦車が通ったという頑丈な橋だ。昭和52年(1977)と平成5年(1993)に補修工事が行われ、建設当時の姿を留めている。県指定有形文化財。日本の名橋百選。