平井川のホタル 川遊びが楽しめるスポットが近くにあり、水質がきれいなため6月下旬からゲンジボタルが舞う姿が見られる。特に大久野地区の岩井バス停前付近から上流の平井川沿いにつるつる温泉まで、自然発生したホタルがみられる。岩井バス停付近を6月下旬から舞い始め、上流のつるつる温泉付近では7月中旬頃まで順次見ることができる。専用の駐車場はないので公共の交通機関を利用。ホタル観賞に際しては暗い道でも車両から目立つような服装で。
清水寺 鐘楼、水屋、観音堂が市の有形文化財に指定される古寺。鐘楼は天保13年(1842)建立とされ、入母屋造り、銅板葺きで、朱雀、青龍、白虎、玄武の彫刻がはめこまれ、中央に口径約72cmの鐘が吊られている。急階段を上がった先にある観音堂は、嘉永3年(1850)再建といわれ、軒唐破風の向拝が設けられ、彫刻装飾が多く施されており、幕末期の傾向をよく表しているという。
新田神社 東急電鉄多摩川線の武蔵新田駅から徒歩数分のところにある新田氏ゆかりの神社。正平13年(1358)に矢口の渡しで謀殺された新田義興(義貞の子)の御霊を鎮めるため、新田大明神として祀ったのが始まり。浄瑠璃・歌舞伎『神霊矢口渡』でも知られる、江戸中期の蘭学者・戯作者平賀源内が参拝し、境内の神聖な篠竹で作った厄除開運・邪気退散の「矢守」は、破魔矢の発祥とされている。