ふれあいサウナ 池之沢噴気孔群の豊富な地熱蒸気を利用したサウナ。自然の地熱蒸気を利用しているため、温泉法第2条による温泉に認定される。霧状になって全身の皮ふに染み込み、リラクゼーション効果に加えて美肌効果も抜群と一石二鳥。もともと島の人たちが噴気孔の周りに小屋がけをして地サウナを楽しんでいたが、現在の建物を設置して誰でも気軽に楽しめる施設にした。男女別のサウナ、上がり湯用の浴槽、シャワーなどの設備があり、休憩コーナー完備。ゆったりとくつろげる。
青ケ島村役場 観光案内所がない青ケ島では、集落の中心部に位置する村役場が観光情報を収集する際の拠点となる。効率よく島を巡るためにも、ここで島の地図やパンフレットをもらっておくと何かと便利。災害などで危険な場所や迷いやすい道などの情報もあらかじめ聞いておけば安心だ。また、役場では、島の絵ハガキや、青ケ島を知っている人も知らない人も青ケ島を知ることができる「青ケ島かるた」などの販売も行っている。
佐々木次郎太夫屋敷跡 天明5年(1785)に起きた天明の大噴火で、生き残った島民全員が八丈での避難生活を余儀なくされた時に、困難な生活を強いられた人々をまとめあげ、50年後に旧島民の帰島を果たした佐々木次郎太夫の屋敷跡。数年前まで建物が残っていたが、台風で崩壊してしまい、現在は玉石垣が残るだけだが、うっそうとしたソテツの大木や整然と積まれた石垣に往時を偲ばれる。
ラム酒工場 小笠原に新しい産物を作ろうと考案されたのがラム酒。島に初めて定住したナサニエル・セーボレーがアメリカの船員相手にラムの取引を行っていたことにちなむ商品だ。島産のサトウキビを原料にしたピュアなラム酒は720ミリリットル2200円。これにパッションフルーツの風味を加えたパッションリキュールは2200円。300ミリリットルの小瓶もある。ラム酒・パッションリキュールともに1100円。
ダイブリゾート母島 東京都最南端、小笠原諸島母島唯一のダイビングショップ。体験ダイビングからベテランダイバーまで未知なる景色を堪能できる。ホエールウォッチング(12~3月)やドルフィンスイムなどのクルーズメニューも充実し、レンタバイクの用意もあり。令和2年(2020)4月には隣設カフェレストラン「ブルーリボン」もオープン。
北港 第2次世界大戦前は、東京からの定期船も入港した「北村」の跡。当時は現在の中心地・沖村の他に、この北村があったという。捕鯨基地だった東港にも近かったことから400人を超す人々が住み、役場や駐在所、海産物の加工場などが軒を連ねていた。今は明治20年(1887)創設の北村小学校跡と、石造りの突堤が往時の面影をわずかに伝えるのみ。桟橋の近くは釣りやスノーケリングのポイントで、ここから西に続く遊歩道を行けば、ポトスの大ジャングルを経て大沢海岸に出られる。北港の桟橋跡~大沢海岸は片道徒歩約40分。