慈光寺 越後4カ道場の一つとして信仰を集めてきた曹洞宗の名刹。楠木正成の直孫、傑堂能勝禅師が応永10年(1403)に開いたとされる。参道の500mにわたって県天然記念物に指定されている樹齢300~500年といわれる杉並木が続く。本堂・庫裏・禅堂および衆寮・山門・回廊・経蔵の6棟が国の登録有形文化財に指定されている。
村松公園 標高103mの愛宕山を含む37万平方mの広大な都市公園・村松公園は、春に約3000本の桜が咲き誇り、「日本さくら名所100選」に選ばれている。また、園内の遊歩道や展望台では「春の花」や「秋の紅葉」を楽しめ、「にいがた景勝100選」では第3位に選ばれている。
一本杉チューリップ畑 五泉市は県内有数のチューリップ産地。4月中旬から下旬にかけて、約3haの畑に150万本が咲き揃う。例年、開花に合わせて開催される「チューリップまつり」では、鉢植えの販売のほか、チューリップの抜き取り販売が好評だ。
清水寺 大同2年(808)開基の真言宗の寺。金北山や金剛山と並ぶ佐渡三霊山の壇特山[だんとくさん]を奥の院とする。天明元年(1781)に佐渡を訪れた木喰行道[もくじきぎょうどう]がつくった仏像は本堂に安置され、拝観できる。
長谷寺 大同2年(807)、弘法大師が開いたという古寺。奈良の長谷寺を模したことから名付けられた。山内は広く、寺宝展示室も第1~6まで6室あり、拝観(無料、予約制)も20分から1時間まで5コースある。5月の牡丹をはじめ、桜やツツジ、アジサイなどの季節の花々も楽しめ、樹齢1000年以上の三本杉(県指定天然記念物)もある。弘法大師の像と伝わる、寺宝の十一面観音立像三体(重要文化財)は秘仏。33年毎(次回は2034年)に開帳されている。本堂、庫裏、護摩堂、鐘堂、廻廊などの国登録有形文化財が15件あるほか、木造不動明王立像・木造矜羯羅童子立像・四天王像などの県指定有形文化財が7件、市指定文化財が1件ある。また、さまざまな体験コースが20種類ある。