西田美術館 常設展では、シルクロードで国交のあった様々な国の紀元前30世紀~後16世紀の陶磁器、日本でも珍しいハンガリーの近代作家の絵画、ロシア正教の神を描いた図像であるロシアイコンや、日本の近現代作家の絵画などを公開。企画展では、近現代作家や、若手作家を広く紹介し、特別展では地域の作品発表の場として利用されている。館内には立山連峰を一望できる休憩スペースがあり、季節によって様々な表情をみせる立山連峰を鑑賞できる。
眼目山立山寺 建徳元年~文中元年(1370~73)創建の曹洞宗の名刹。立山権現がきこりの姿となって大徹禅師を導き、寺院の建立をすすめたと伝わる。大道場として栄えたが、大伽藍は2度の火災で焼失。現在の堂宇は、昭和54年(1979)の再建。禅師の姿は木像(県文化財)として残り、大伽藍を造った大工たちは18神匠として祠られている。禅師ときこりが対座したという坐禅石は、いまも東南の林中に残る。山道の栂並木は県天然記念物。
大岩山日石寺 神亀2年(725)、行基が開いたとされる真言密宗の大本山。本尊は大岩壁面に刻まれた、磨崖仏不動明王像で国の重要文化財に指定されている。高さ約3.5m横7.5mの巨体で、圧倒される迫力だ。また、6つの龍頭から流れ落ちる六本瀧[ろっぽんだき]は、寒修行の場でもあり、一切衆生の六欲・根本煩悩を断つという。六本瀧の右脇に湧き出ている御霊水が大岩[おおいわ]の藤水[ふじみず]。眼病平癒に霊験あらたかな清水だ。また、三重塔と山門は町の重要文化財になっている。
利賀国際キャンプ場 テントからコテージまで多彩なキャンプスタイルが選べる。キャンプはオートキャンプサイト、電源付きサイト合わせて30サイト。その他コテージ4棟(定員6名)、建築家隈研吾デザインのトレーラーハウス「住箱」(定員2名)4棟、キッチン付きケビン(定員2名)4棟がある。滞在中は岩魚のつかみどりや、釣り、トレッキングなどアクティビティも充実。
うまいもん館そば工房 そばの郷の中にあるそば打ち体験施設。指導員が懇切丁寧に教えてくれるので初心者でも大丈夫。その場で茹でて試食ができるのがうれしい。自分で打ったそばの味は格別で、忘れられない思い出になること間違いなし。1~3月は個人のみ受付。
富山県利賀芸術公園 劇団SCOTの活動拠点。野外劇場、合掌家屋を改築した利賀山房などの劇場は建築家・磯崎新[あらた]氏による設計。園内では8月の約1カ月間、SCOTサマーシーズンを開催。演出家の発掘を目指した利賀演劇人コンクール、日本を代表する演出家による演劇公演が行われる。