妙成寺 永仁2年(1294)創建の日蓮宗の名刹。3代藩主前田利常の母・寿福院の追善のため70年の年月をかけて建てられた。能登随一の大伽藍をもち、本堂・祖師堂・経堂など10の堂宇は国の重要文化財。なかでも高さ34mの五重塔は、北陸では唯一の木造建築の五重塔で、書院前の庭園から見る姿は秀麗そのもの。
ユーフォリア千里浜 日本で唯一走れる砂浜海岸「千里浜なぎさドライブウェイ」に隣接し、1200m以上の地下から湧出する琥珀色の天然温泉。浴場棟には大浴場のほか、露天風呂、サウナ室がある。プール棟には25mプールが5レーン、スライダー、子供プール、幼児プールがあり、家族連れが楽しめる施設だ。海水浴後や、日本海に沈む夕日を見た後、奥能登からの帰り道に立ち寄れる。
大円寺 寛永元年(1624)の建立で、元禄年間(1688~1704)に現在地に再建された。心岩上人作の人骨地蔵尊が有名。高さ4m33cmもある極彩色の地蔵尊で、顔・首・胸・両手・両足の白い部分は、誰にも拝まれることのない無縁仏の人骨が塗り込められているという。心岩上人の自画像図、念仏書、来迎図などを納めた什物堂[じゅうぶつどう]や、ツバキ、ボタン、アジサイなどが美しい庭園もある。